ペップの「トッテナムはケインのチーム」発言に英紙もチクリ バルサの方がメッシに頼っている

バルサ時代のペップとメッシ photo/Getty Images

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英紙がグアルディオラ政権時のバルセロナと比較

先日マンチェスター・シティを指揮するジョゼップ・グアルディオラは、トッテナムのことを「ハリー・ケインのチーム」と表現した。グアルディオラはケイン頼みのチームという意味で言ったわけではないと弁解しているが、これにトッテナム指揮官マウリシオ・ポチェッティーノは「私は彼のバルセロナをメッシのチームと言ったことはない」と反撃し、グアルディオラの発言が敬意を欠いていたと不満を露わにしていた。

これを受けて英『FourFourTwo』は、今のトッテナムとグアルディオラ政権時のバルセロナのどちらが1人の選手に頼っていたのかを分析している。確かに近年トッテナムがプレミアリーグで上位に食い込めているのはケインの働きがあるからで、現在は2シーズン続けて得点王を獲得している。得点、アシストの両面で見てみると、ケインは昨季チーム全体の41・9%の得点に絡んでいることになる。その前のシーズンは37・7%だ。

これに対し、同メディアはグアルディオラの方がメッシに頼っていたと主張している。メッシの得点数が異常なことも関係しているが、メッシは2010-11シーズンにはチーム全体の51・6%の得点に絡んでいる。さらにその数字はグアルディオラの最終シーズンとなった2011-12シーズンに伸び、50得点16アシストでチーム全体の57・9%の得点を演出している。
ケインとメッシの2人を比較しても仕方がないが、グアルディオラのバルセロナもメッシ頼みの部分があったことを示すデータにはなった。グアルディオラは誤解だと主張しているが、「ケインのチーム」とトッテナムを称したのは問題だったか。

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