公式戦4試合ぶり勝利のバイエルン 老将ハインケスが編み出した中盤の最適解

的確な人選が光ったハインケス監督 photo/Getty Images

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ボランチの人選が奏功

14日にブンデスリーガの第8節が行われ、バイエルン・ミュンヘンがフライブルクに5-0で勝利した。

この試合よりバイエルンの指揮を執ったユップ・ハインケス新監督はクラブ公式ホームページのコメントで、同試合を総括している。

「(新しいチームにとって)良いスタートを切ることは重要だ。今回の勝利は我々にとって追い風となり、自信を取り戻すことに繋がるだろうね。各ポジションの役割が明確になり、うまくボールを回すことができた。5-0という結果を楽観視してはいけないが、重要なのは2-0で前半を終えた後も追加点を奪うことができたということだ。まだまだやるべきことはあるが、素晴らしいスタートを切ったと思う」
ウィリー・サニョル暫定監督が指揮を執った前節(ヘルタ・ベルリン戦)に引き続き、ハビ・マルティネスをボランチで起用したハインケス監督。空中戦やボール奪取能力に長ける同選手を中盤に配置したことでフライブルクのロングボールやカウンターをシャットアウトしたほか、ボランチでコンビを組むチアゴ・アルカンタラが攻め上がったスペースを同選手が埋めるという約束事を徹底したことで、守備の安定に繋げた。カルロ・アンチェロッティ前監督が苦慮したボランチの人選に関し、1試合で最適解を編み出してみせたハインケス監督だが、同リーグ第10節(ライプツィヒ戦)や第11節(ドルトムント戦)にむけてどのようなブラッシュアップを施すのかに注目したい。

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