初陣を飾ったハインケス、ボランチ起用の“スペイン代表コンビ”を大絶賛

攻守のバランスを整えることに成功したハインケス監督 photo/Getty Images

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「ふたりとも印象的なパフォーマンスを披露した」

14日にブンデスリーガの第8節が行われ、バイエルン・ミュンヘンがフライブルクに5-0で勝利した。

カルロ・アンチェロッティ前監督の解任に伴い、同試合より指揮を執ったユップ・ハインケス新監督はクラブ公式ホームページのコメントで、ボランチで出場したチアゴ・アルカンタラとハビ・マルティネスのプレイぶりを称えている。

「ふたりとも印象的なパフォーマンスを披露してくれたね。ハビは守備面で高い能力を見せつけていたし、チアゴは攻撃面で持ち前の創造性を発揮していた。試合の流れを読む力やボール扱いにも長けているし、とにかく並大抵のプレイではなかったよ」
的確なポジショニングや持ち前の屈強なフィジカルを活かし、幾度となく中盤でボールを絡めとったハビ・マルティネス。同試合に出場したフィールドプレイヤーの中で最多となる空中戦での勝利数(5回)を記録するなど、まさに中盤の番人として自陣に立ちはだかった。また、ハビ・マルティネスのボランチ起用によりチアゴ・アルカンタラの守備面の負担が軽減されたことも、大量得点の要因に。攻撃に専念したチアゴがファイナルサード(※)で88%のパス成功率を記録するなど、怒涛の攻撃で完勝を収めた。的確な人選で同クラブに公式戦4試合ぶりとなる勝利をもたらしたハインケス監督だが、同リーグ第10節(ライプツィヒ戦)や第11節(ドルトムント戦)にむけてどのようにチームを昇華させるのだろうか。同試合で肩を負傷したハビ・マルティネスの代役も含め、次節以降の人選に注目したい。

(※)ピッチを3分割した際の最も相手ゴールに近い区域。

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