絶対王者ユーヴェの守備に異変 試合巧者らしからぬ失点連発を伊メディアも問題視

問題視されたバルザッリ photo/Getty Images

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先制点を守れない

セリエAの絶対王者に異変が起きている。14日に行われたラツィオとのホームゲームではドウグラス・コスタの得点で先制しながら、後半の早い時間帯にチーロ・インモービレに2得点を許して逆転負けを喫してしまった。これで首位ナポリとは勝ち点差が5開いてしまい、少し不安な立ち上がりだ。

何より気になるのは守備面だ。ユヴェントスは今回のラツィオ戦で先制したものの、後半開始の10分間で立て続けに失点してしまった。前節のアタランタ戦も先に2点を先制しているが、そこから2点を返されて引き分けで終えている。試合巧者ユヴェントスらしからぬゲーム運びと言える。

伊『Calciomercato』も今の状態を気にしており、問題点の1つとして守備陣の高齢化を挙げている。今回のラツィオ戦ではアンドレア・バルザッリ、ジョルジョ・キエッリーニとベテラン2人が揃って出場しているが、GKのジャンルイジ・ブッフォンを含めそろそろ衰えがきても不思議はない年齢だ。
同メディアは「DFだけの責任ではないが、批判されるべきだろう。キエッリーニとバルザッリはフレッシュなパートナーを必要としている。アッレグリは重要な試合では常にルガーニをベンチに置いているが、バルザッリはインモービレなどスピードがあるダイナミックなストライカーへの対応に手を焼いている。ルガーニ、ベナティアの方がキエッリーニの助けになるはず」と主張しており、バルザッリのスピードへの対応を問題視している。

また、同メディアはFWゴンサロ・イグアインの働きも十分ではないと指摘しており、王者は攻守両面に不安を抱えている。今季全てのゲームを含めると失点数は10試合で10失点だ。堅守自慢のユヴェントスとしては気になる数字だ。指揮官のマッシミリアーノ・アッレグリはスクデットを獲得するには攻撃より守備が大事と語っていたが、今のユヴェントスはその守備が万全の状態ではなくなっている。

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