ヴェンゲルの後任は誰がベスト? 英紙アンケートで1番人気だったのは……

アーセナルを率いるヴェンゲル photo/Getty Images

ヴェンゲルとはまるで異なるスタイルの指揮官が人気

今季はチャンピオンズリーグにも参戦しないため主力をプレミアリーグの戦いに集中することができるのではないか。開幕前のアーセナルにはそうした期待もあったが、始まってみるとリーグ戦ではすでに3敗。首位マンチェスター・シティとは勝ち点差が9もついてしまい、相変わらず格下相手に勝ち点を取りこぼすなど不安定だ。

クラブは指揮官のアーセン・ヴェンゲルと2019年まで契約を結んでいるものの、サポーターが再び不満を訴えても不思議はない。アーセナルはヴェンゲルの後を誰に任せるかを真剣に検討していくべきタイミングにあると言えるだろう。

そんな中、英『Daily Mirror』はヴェンゲルが退任した場合は誰に指揮官を任せるべきかとサポーターにアンケートを取っている。長期政権を築いてきたヴェンゲルのチームを引き継ぐのは簡単な作業ではないが、サポーターは誰を求めているのか。

アンケートの結果、1番人気は以前から人気のあったアトレティコ・マドリードのディエゴ・シメオネで46%、それに続くのはクラブのOBでヴェンゲルのサッカーをよく知るパトリック・ヴィエラで14%、モナコで結果を出しているレオナルド・ジャルディムが11%、ドルトムントの指揮官を退任して以降はフリーのトーマス・トゥヘルで10%となった。

シメオネは目指すスタイルがヴェンゲルと大きく異なるが、以前からその手腕を評価する声は多い。スタイルはガラリと変わるかもしれないが、魅せるフットボールから現実的に勝利を追及する戦い方に変化するのも悪くないだろう。そうした大きな変化を好まない場合は、ヴェンゲルの下でリーグ制覇も経験したヴィエラという選択肢もある。指揮官としての経験はまだまだ浅いが、クラブやサポーター、イングランドの文化を知っている者が担当するのも手だ。

サポーターがヴェンゲルに満足していないのは明らかだが、今後アーセナルはどのように変化していくのか。ヴェンゲル政権の終わりがいつになるかはまだ分からないが、後任選びは将来を左右する重要な選択となるだろう。

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