爆買い実らず低迷のミラン 移籍金ゼロでブラジル屈指の“万能型MF”の獲得へ

左足による正確なキックに定評があるルーカス・リマ photo/Getty Images

複数のビッグクラブが熱視線

今季のセリエA第8節終了時点で、4勝4敗の10位と低迷しているミラン。同リーグ9位タイの12得点に留まっている攻撃陣の不調も然ることながら、上位10チームの中で最多タイの13失点を喫するなど、攻守両面で大型補強の成果を発揮できずにいる。

こうした状況のなか、同クラブが現サントス所属MFルーカス・リマ(27歳/ブラジル代表)の獲得レースに参戦したことが、19日付けの伊『calciomercato』で話題に。今夏の移籍市場でクリスタル・パレスが1500万ユーロ(約20億円)、フェネルバフチェが2000万ユーロ(約26億円)の入札を行ったことで知られる同選手だが、ビッグクラブへの移籍を希望する同選手が両クラブのオファーを拒否。また、同選手の代理人が「マンチェスター・ユナイテッド、インテル、ローマ、バルセロナがアプローチをかけてきた」と語るなど、今や移籍市場の人気銘柄となっている。

今年の12月31日にサントスとの現行契約が満了となるルーカス・リマ。左足による正確なキックで攻撃を組み立てるほか、肉弾戦も厭わない対人守備にも定評があり、中盤であればどのポジションでもプレイできるマルチロールとして頭角をあらわしている。既に同選手との接触を開始したことが同メディアで報じられているミランだが、来年1月に移籍金ゼロで同選手を獲得することができるだろうか。交渉の行く末に注目したい。

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