ルカク級のFW獲得しなかったのが間違いだ クーマン解任のエヴァートンにOBは補強ミス指摘

エヴァートンでプレイしていたルカク photo/Getty Images

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今夏は各ポジションに即戦力を揃える道を選んだが……

23日、エヴァートンは成績不振を理由に指揮官ロナルド・クーマンを解任した。今夏にはギルフィ・シグルズソンやウェイン・ルーニー、マイケル・キーンなど多額の資金を投じて補強に動いたものの、開幕から2勝2分5敗で18位と大苦戦している。この成績では解任されても仕方がない。

英『sky SPORTS』によると、これについてクラブOBのピーター・リード氏は今夏の補強の優先順位が間違っていたと指摘している。今夏エヴァートンはFWロメル・ルカクをマンチェスター・ユナイテッドに引き抜かれ、その売却益を使ってルーニーやキーン、MFデイヴィ・クラーセン、GKジョーダン・ピックフォードなど各ポジションに即戦力を揃えた。しかし同氏はルカク級のポテンシャルを持つストライカー獲得に全力を尽くすべきだったとの考えを述べており、それをしなかったクラブを批判している。

「もし私が監督なら、ストライカーの確保を最優先にしただろうね。誰を買い、誰を売るなどは気にせず、ルカクが出ていくとなったのなら、まずはストライカーだ。しかしエヴァートンはそれをしなかった。ルカクの代わりにトップクオリティのストライカーを獲得しなければならなかったんだ。これは実に大きなミスだったと思う」
現在エヴァートンはリーグ戦でわずか7得点しか決めておらず、これはリーグワースト3位の数字だ。今夏にはルーニーの復帰、FWサンドロ・ラミレスを補強したが、ルーニーはマンUでもストライカーとしてプレイしない日々が続いていた。マラガでプレイしていたラミレスもルカク級の選手とは言えない。結果的にエヴァートンは得点の奪い方を見つけられず、大型補強の成果も出ないままクーマンの解任に繋がってしまった。

パワー、高さ、さらにカウンターに対応するスピードを持つルカクのようなFWを探してくるのは簡単な作業ではないが、クラーセンやピックフォード、シグルズソンの獲得に資金を投じたのは間違いだったのか。

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