ブンデスは予測可能で退屈? 独メディア「今季も同じシナリオ。バイエルンが躓かないと」

調子を取り戻したバイエルン photo/Getty Images

ドルトムントのサプライズは終わりなのか

今季のブンデスリーガは開幕直後に王者バイエルンが躓き、ドルトムントが最高のスタートを切ったことでサプライズ感が漂っていた。しかし、そんな感覚はあっさりと消えてしまった。バイエルンはユップ・ハインケスを招聘してから調子を取り戻し、すぐに連勝街道に突入。一方のドルトムントは序盤の好調が嘘のように失点が増加し、28日には昇格組ハノーファーに2-4で完敗。すでにバイエルンとは順位が入れ替わり、バイエルンは勝ち点23で首位。ドルトムントは20で2位に落ちている。

この状況を独『Deutsche Welle』は少々嘆いている。同メディアは「今季も同じ結果。ブンデスリーガは予測可能だ」と特集しており、またバイエルンが優勝する同じパターンになることを問題視している。開幕前からどこが優勝するか分からないプレミアリーグなどと比べると、ブンデスリーガにはサプライズが足りない側面はある。

バイエルンはドイツ国内の絶対王者であり、実力も資金力も他クラブを凌駕する。ドルトムントは昨夏ウスマン・デンベレをバルセロナに引き抜かれたが、同メディアは「バイエルンがチームの主力を引き抜かれることは滅多にない」と伝えており、まさに1強状態だ。バイエルンは奪う側で、昨夏には好調だったホッフェンハイムからDFニクラス・ズーレとMFセバスティアン・ルディを引き抜いている。

今季もバイエルンが優勝するのであれば、開幕前から多くの者が予想していた通りの結果だ。リーグ全体としては問題で、同メディアは「バイエルンが躓く必要がある」とまで指摘している。ドルトムントも現状を打破するために改善する必要があり、バイエルンが調子を取り戻せば競り合うことは難しいだろう。今季もブンデスリーガは同じシナリオとなるか。

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