再び浮上するC・ロナウドの”衰退論” 世界最高の男の得点ペースに起こる異変

レアルのエース・ロナウド photo/Getty Images

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昨季も前半戦で同じ議論が

昨季も指摘された時期があったが、レアル・マドリードFWクリスティアーノ・ロナウドに再び衰退論が浮上している。ロナウドは長年リオネル・メッシと世界最高の座を争ってきたスーパースターだが、もう32歳だ。ベテランの領域に入っており、身体的にも徐々に衰えが出てきても不思議はない。

昨季も序盤戦では思うような結果が出ず、衰えを指摘されることはあった。それでも後半戦に入るとチャンピオンズリーグで爆発し、チームを優勝に導いてみせた。あのパフォーマンスで衰退論は収まったのだが、米『ESPN』は今季ここまでの戦いから再び衰退したのではないかと主張している。

もちろん全ての選手に衰えはくるもので、32歳ともなれば若い頃と同じパフォーマンスを継続するのは難しくなってくる。同メディアは得点数を1つのポイントに挙げているが、昨季ロナウドは全てのコンペティションを含め42得点を記録した。これでも十分に凄い数字だが、ロナウドは2010-11シーズン以降常に50点越を維持していた。それを考えると42得点はやや少ない。
またプレイの引き出しも年齢とともに少なくなり、今は若いころのように派手なドリブル突破を見せるシーンは減った。ゴール前での動き出しで勝負するケースが多く、ロナウドはどんどんシンプルな選手へ生まれ変わっている。

同メディアは衰退は徐々にスタートしていたと考えているようだが、ロナウドはもう1度周囲を黙らせることができるのか。昨季はチャンピオンズリーグ決勝トーナメントでの大爆発で衰退論を収めたが、今季も序盤戦で同じような指摘を受けている。

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