エルナネス、古巣サンパウロで完全復活! ユーヴェでの“暗黒時代”を回想 

サンパウロで復活を遂げたエルナネス photo/Getty Images

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ユーヴェで受け入れたポジション変更を後悔

サンパウロに所属する元ブラジル代表MFエルナネスが、苦しんだユヴェントスでの「暗黒時代」などを回想。当時の不満や後悔を明かした。

現在32歳のエルナネスはサンパウロでプロとしてのキャリアをスタートさせ、2010年夏に海外挑戦を決断。イタリアへ渡り、ラツィオへ移籍した。加入初年度からMFながらセリエAで11ゴールを記録すると、その後も主力として安定した成績を残し3年半プレイ。2014年夏にインテルへ移籍し、さらに2015年夏にはユヴェントスへのステップアップを果たした。

しかし、イタリアの絶対王者では思うような出場機会を得られず。出番が回ってきても中盤の底でプレイする機会が多く、これまで持ち味だった高い得点能力などは影を潜めてしまった。その結果、2017年2月に中国の河北華夏へ移籍。さらに、今夏には古巣サンパウロへレンタル移籍で復帰を果たした。すると、エルナネスはかつての輝きを取り戻すことに成功。サンパウロではここまでリーグ戦16試合に出場し、9ゴール3アシストを記録している。
そんなエルナネスがブラジル『LANCE!』のインタビューに応じると「近年は成長するため、そして僕の目標を成し遂げるために全てを費やしてきた」と述べつつ「ユヴェントスでは、これまであまりプレイしたことがなかったメディアーノ(中盤の底)でプレイした。この役割からも多くのことを学んだが、あまり好きなポジションではなかったよ。サッカー選手になって10年経つにもかかわらず、ピッチでは常に学ぶことがある。中国でもいろんなポジションでプレイしたしね」と振り返った。

さらに「インテルではトレクアルティスタ(トップ下)だったし、非常にうまくやれていた。その結果、ユヴェントスが僕を買い取った。しかし、ユヴェントスではチームの要望により、他のポジションへコンバートされることが余儀なくされた。その役割を受け入れたことに、後悔しているよ」と口にしている。

しかし、エルナネスは「でもそれらは、キャリアのわずか一部分だ。僕のポジションはどこがベストなのかを把握するために、これらのすべてのポジションやチーム、国などは通らなければならなかったのかもね」とも話し、これまでの経験をポジティブに捉えているようだ。

サンパウロで復活遂げたことで、ブラジル代表復帰を期待する声なども挙がっているようだが、今後のさらなる活躍に期待したい。

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