コンテ、トラップ、カペッロ以上の名将か アッレグリが残す驚異の勝率

ユヴェントスを指揮するアッレグリ photo/Getty Images

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ユーヴェ史上に残る名将との評価も

ユヴェントスはセリエAを代表する名門クラブであり、これまで数多くの名将が指揮を執ってきた。その中でも現在指揮を執るマッシミリアーノ・アッレグリは名将の中の名将ではないのか。

伊『Caltiomercato』はこのように主張しているが、その理由はデータにある。アッレグリは前任のアントニオ・コンテが遺したものを受け継ぐ形でユヴェントスの指揮官に就任したが、ここまでの成績は128勝30分25敗。勝率にすると69.95%となっている。コンテは102勝34分15敗で勝率は67.5%となっているため、データで見るとアッレグリの方が優秀だ。

また、その他の名将と比較してもアッレグリのデータは優れている。1976年から10年にわたってユヴェントスを指揮したジョバンニ・トラパットーニ氏は244勝136分70敗の成績で勝率は54.22%、2004年から2006年まで指揮したファビオ・カペッロ氏は53勝18分5敗で69.74%の勝率となっている。トラパットーニ氏とは試合数が違いすぎるが、勝率だけを見ればアッレグリの方が上となっている。
もちろんセリエAの勢力図も昔とは異なっており、近年のようにユヴェントスが優勝して当たり前といった時代はほとんどない。その中でカペッロ氏、トラパットーニ氏の成績は見事だ。しかしアッレグリもスクデット3回、コッパ・イタリア3回の優勝、チャンピオンズリーグで2度の決勝進出といった成績を考えると、クラブ史に残る名将と評価されるべきだろう。

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