“生ける伝説”ブッフォン、20年間の代表生活に終止符 涙ながらに「非常に残念だが……」

試合後に涙を流すブッフォン photo/Getty Images

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若き才能たちにイタリアの未来を託す

13日、ユヴェントスに所属するイタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンが代表引退を表明した。

この日行われたロシアW杯・欧州予選プレイオフの2ndレグで、スウェーデン代表をホームへ迎え入れたイタリア代表。アウェイで行われた1stレグを0-1で落としていることもあり、序盤から積極的に攻撃を仕掛ける。90分間でボール支配率は75%に及び、シュート数も20本越えたが、最後までゴールを割ることができず。0-0のスコアレスドローで終了のホイッスルを迎えた。この結果、2戦合計スコアが0-1となり、イタリア代表は60年ぶりに本大会出場を逃すこととなった。

試合後、以前からロシアW杯が最後の大会と述べていたブッフォンが伊『Rai Sport』のインタビューに応じ、涙ながらに「本当にがっかりだよ。ただ、それは私にとっての失望ではない。イタリアサッカー界とっての失望だ。我々は国にとって重要なことを成し遂げることに失敗した。代表を引退すること以上に後悔しているよ。私の代表最後の試合でW杯出場を逃したことは非常に残念だ」と語っている。
ただ、ブッフォンはイタリアの将来を担う後輩たちへ「我々はプライド、能力、強い決意を持っているし、イタリアサッカーの未来は明るいと私は確信している。激しく転んだとしても、再び立ち上がることができるはずだ。ドンナルンマやペリンを含め、才能がある選手たちがたくさんいるからね」とエールも送った。

そして「約10年間、私の隣にいてくれたキエッリーニ、バルザーリ、ボヌッチ、デ・ロッシに抱擁を送りたい。十分ではなかったかもしれないが、若い選手たちに何かを与えられたと思う。若い選手たちにも感謝しているよ」と述べている。

1997年に19歳でA代表デビューを飾って以来、20年間もイタリア代表のゴールマウスを守ってきたブッフォン。「生ける伝説」の代表生活がとうとう終わりを迎えた。悔いが残る終わり方だったかもしれないが、ひとまずお疲れ様と言いたい。

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