タイトな守備でトッテナムを封殺 ノースロンドンダービーはアーセナルがライバル寄せ付けず[映像アリ]

復帰したムスタフィ(中央)が先制 photo/Getty Images

連動したハイプレスにスパーズ攻撃陣沈黙

プレミアリーグ第12節。エミレーツ・スタジアムでは、アーセナルとトッテナムのノースロンドンダービーが行われた。

現在のノースロンドンの勢力図を占う上でも興味深いこのゲーム。アーセナルはのっけからプレスがハマり、ボールを奪ってショートカウンターに繋げるなど序盤の流れを引き寄せる。ベジェリンやラカゼットがトッテナムの3バックの裏のスペースを突きながら、たびたびチャンスを作るアーセナル。だがトッテナムも、一瞬の隙を突いてケインやエリクセンが危険なシュートを放つなど応戦を見せる。

先手を取ったのはアーセナル。36分、サンチェスが得たフリーキックに、この日スタメン復帰したムスタフィが頭で合わせると、ボールはゴールの左隅に吸い込まれていく。ムスタフィの位置はオフサイドにも見えたが、旗は上がらず。セットプレイからアーセナルが先制に成功する。

さらに41分。ベジェリンのスルーパスを受けて抜け出したラカゼットが右サイドから折り返すと、中にいたのはサンチェス。左足でトラップしたボールを右足で叩き、ゴールの天井にボールを突き刺してアーセナルが2点のリードを手に入れた。

反撃に出たいトッテナムだが、後半もアーセナルのハイプレスに手を焼き、余裕を与えてもらえない。62分、ポチェッティーノ監督はデンベレを下げてウィンクスを投入。リズムを変えようと試みるが、組織だった連動を見せるアーセナルの守備を崩すには至らないまま、刻々と時間が過ぎていく。

75分、ポチェッティーノ監督はケインとアリの2枚看板を下げ、ジョレンテとソン・フンミンを投入するが、大きく流れは変わらない。81分にはダイアーがヘディングでゴールを狙うも、チェフの好セーブに遭い得点ならず。攻撃に決め手を欠き、そのまま終了の笛となった。近年は力関係が逆転したとも言われる両チームだったが、今季最初のノースロンドンダービーはアーセナルの勝利で幕を閉じた。


[メンバー]
アーセナル:チェフ、モンレアル、ムスタフィ、コシェルニー、コラシナツ、ジャカ、ラムジー、ベジェリン、アレクシス・サンチェス、エジル(←イウォビ 84)、ラカゼット(←コクラン 73)

トッテナム:ロリス、ダビンソン・サンチェス、ダイアー、ヴェルトンゲン、デイヴィス、トリッピアー、シソコ、デンベレ(←ウィンクス 62)、エリクセン、アリ(←ソン 75)、ケイン(←ジョレンテ 75)


[スコア]
アーセナル 2-0 トッテナム

[得点者]
アーセナル:ムスタフィ(36)、アレクシス・サンチェス(41)



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