ペップやモウリーニョ超え! スパレッティ、インテル就任1年目の数字が驚異的 

インテルを復活させつつあるスパレッティ監督 photo/Getty Images

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スパレッティを上回るのはアッレグリのみ

今季からインテルの指揮官に就任し、イタリア名門の復活を託されたルチアーノ・スパレッティ監督は、新天地で序盤戦から驚異的な数字を残している。就任1年目の結果としては、近年稀に見る好成績のようだ。スクデット獲得は決して夢物語ではないのかもしれない。

開幕戦となったフィオレンティーナ戦で快勝(3-0)し白星発進を決め、続く第2節ローマ戦では逆転勝利(3-1)を収めたインテル。その後、着実に白星と勝ち点を積み上げ、第13節を終えた時点で10勝3分の勝ち点「33」と、開幕戦からの無敗をキープし、ナポリに次ぐ2位につけている。第11節のヴェローナ戦で勝利した際には、イタリア史上初の3冠を成し遂げたジョゼ・モウリーニョ時代(2009-10)を超える勝ち点を得ていることが取り上げられ、地元では話題となっていた。

そして伊『Gazzetta dello Sport』によると、就任1年目ながらリーグ戦第13節が終了した時点で、スパレッティ監督を超える勝ち点を積み上げた指揮官は、近年でわずかに一人(今季は例外:バルサを率いるバルベルデ監督が第12節終了時点ですでに同「34」)。11勝1分1敗で勝ち点「34」を叩き出したユヴェントス(2014-15)のマッシミリアーノ・アッレグリ監督のみだという。就任1年目から主要タイトルの3冠をバルセロナにもたらしたジョゼップ・グアルディオラ監督はリーガ・エスパニョーラで同「32」、チェルシーを復活させた昨季のアントニオ・コンテ監督はプレミアリーグで同「31」。モウリーニョ監督もチェルシー時代(2004-05)とレアル・マドリード時代(2010-11)に好成績を残しているが、同「32」止まりだった。
ただ一つ言えることは、先に挙がったスタートダッシュを決めた名将たちは、就任1年目から高確率でリーグ制覇を成し遂げている(モウリーニョのレアル時代は2位)。インテルを率いるスパレッティ監督も、彼らに続くことができるのか。唯一の難点は、開幕戦からこれだけ好成績を残しているインテルをも超える存在。首位にナポリがいることだが、果たして。

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