浦和のアジア制覇に貢献した柏木、大会MVP受賞も「嬉しいけど僕じゃない……」

MVPに輝いた柏木 photo/Getty Images

「今後はこれに恥じないようなプレイをしていきたい」

浦和レッズは25日、AFCチャンピオンズリーグ決勝の2ndレグで、サウジアラビアのアル・ヒラルをホームの埼玉スタジアムへ迎入れた。

敵地で行われた1stレグで貴重なアウェイゴールを奪い、1-1のドローで終えていた浦和。88分にラファエル・シルバが値千金のゴールを決め、今季ACL無敗のアル・ヒラルに1-0で勝利した。この結果、2戦合計スコアを2-1とした浦和が、10年ぶりのアジア制覇を成し遂げている。

試合後、大会MVPに輝いた浦和MF柏木陽介が記者会見へ出席し、喜びなどを語った。クラブの公式サイトが伝えている。

まず「MVPを獲れたことは非常にうれしく思っています」と述べたが「個人的には、僕ではないのではないかという気持ちも強いので、少し複雑な気持ち」と率直な心境も明かした。ただ「みなさんに選んでいただいてこの賞をいただけたので、素直にうれしく受け止めて、今後はこれに恥じないようなプレイをしていけたらと思います」と述べている。

そして質疑応答の際、監督の交代について聞かれると「堀監督とミシャ前監督でサッカーが全然違う」と話しつつ「最初は堀監督もミシャ前監督のサッカーをやりながら、というところもあったんですけど、そこから堀監督の考える部分を貫いてやってきた結果、ここまで来られたと思います。違いについては口で説明しづらい部分があるんですけど、チームとしての意思統一という部分ではうまくいったからこその結果なのではないかと思います。堀監督を含め、選手みんなが一つになって戦った結果かなと思います」とコメントした。

さらに「本当にいいチームとばかり試合をしてきた。アウェイではなかなか結果を出せずにホームで結果を出す、というのがずっと続いてきましたが、すべて、自分たちが思っているような感じで進めてこられました。それはチーム力が勝った、そして埼玉スタジアムというものがもたらしてくれるものだと思っています。自分たちの戦いを含めて、ファン・サポーター、浦和レッズ全体としてのすばらしい力だと思っています」と今季のACLを総括している。

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