日本のナインゴランも? 海外メディアが選ぶ”Jリーグから欧州”に向かう可能性ある5選手

日本代表で活躍する井手口 photo/Getty Images

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世界が注目するJのタレント

近年は日本人選手が欧州リーグで活躍するケースも増え、Jリーグの才能は常にチェックされている。今年1年のJリーグの戦い、さらに来年のロシアワールドカップで評価を高めた選手は欧州のクラブから声がかかるかもしれない。

そこで『FOX Sports Asia』は、今後Jリーグから海外へ向かう可能性のある5選手をピックアップしており、ここ最近の成長ぶりを高く評価している。この5選手なら海外で通用するのではと見ているようだが、まず1人目はセレッソ大阪FW杉本健勇だ。残念ながら得点王の座は川崎フロンターレの小林悠に譲ったものの、今季22得点を挙げた得点力は見事だ。187cmと日本人にしては珍しい大型FWというのも注目ポイントで、すでにスペインのヘタフェなどが興味を示しているといった話題もある。同メディアは大迫勇也に次ぐ存在になるのではないかと期待をかけており、今後の活躍次第では十分に欧州挑戦のチャンスがある。

2人目は川崎フロンターレDF車屋紳太郎だ。近年の日本代表のストロングポイントはサイドバックにあり、内田篤人、長友佑都、酒井宏樹、酒井高徳と海外組が中心だ。同メディアは25歳の車屋がそれに続く存在になるかもしれないと期待をかけており、フィジカルの強さやポジショニング、メンタリティ、左足の精度を高く評価している。今でも左サイドバックは長友がスタメンだが、同メディアは長友の後継者として車屋を見ている。
3人目はイングランドのリーズ・ユナイテッドが強い興味を示すガンバ大阪MF井手口陽介だ。今回紹介された選手の中で井手口は最年少の21歳で、年齢的にも魅力がある。井手口といえば今年8月のアジア最終予選・オーストラリア代表戦でミドルシュートを叩き込んだことで一躍有名な存在となったが、同メディアはそのプレイスタイルが少しばかりローマMFラジャ・ナインゴランを思わせるとまで評価。前線へ駆け上がる走力、ハードな守備など似ている点が多いとの評価だ。年齢的にも焦る必要はなく、来年のワールドカップでしっかりと自身の能力をアピールして欧州挑戦に踏み切ってほしいところだ。

4人目は浦和レッズMF長澤和輝だ。長澤はドイツのケルンに所属していた経験を持つ選手で、残念ながら成功することはできなかった。しかし同メディアは長澤が最近の日本代表戦、浦和でのパフォーマンスが見事なものだったと評価しており、今なら欧州のクラブで生き残れるのではないかと捉えている。また同じ中盤の長谷部誠のような存在になれるとも見ているようで、長澤の評価は飛躍的に高まっている。

最後の5人目は鹿島アントラーズDF昌子源だ。昌子は昨年12月のクラブワールドカップでレアル・マドリード相手に好パフォーマンスを見せるなど着実に評価を高めており、今後の日本代表の最終ラインを統率していく人材になることが期待されている。182cmとセンターバックとしてはやや小柄だが、同メディアはサウサンプトンで活躍する吉田麻也のように欧州で活躍するDFになれると評価している。

ACL決勝を戦った長澤を除く4人は9日からスタートするEAFF E-1サッカー選手権に臨む日本代表メンバーに選ばれており、まずはここでしっかりアピールしてロシアワールドカップのメンバーに残りたいところ。すでに欧州クラブが目をつけている選手もいるだけに、今後の動きは注目だ。

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