浦和、アジア王者の意地でクラブW杯5位 堀監督「選手たちの狙いが存分に出せた」

戦況を見つめる堀監督 photo/Getty Images

クラブW杯を勝利で締めくくる

アジア王者の浦和レッズは12日、UAEで開催されているFIFAクラブワールドカップの5位決定戦で、アフリカ王者のウィダード・カサブランカ(モロッコ)と対戦した。

試合は、18分にDFマウリシオが豪快なロングシュートをゴール右上に突き刺し、先制した浦和だが、直後の21分にセットプレイから失点し、同点に追いつかれる。しかし5分後の26分、素早いパス回しから相手の守備を崩すと、ラファエル・シルバの左クロスにファーサイドへ走りこんだ柏木陽介が合わせ、前半を1点リードして折り返す。

後半に入ると、セットプレイの流れから、こぼれ球に反応したマウリシオがこの日2点目のゴールを決め、浦和のリードは2点に。後半アディショナルタイムにVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)により相手にPKを与え、1点返されるも、浦和はなんとか逃げ切り、3-2でカサブランカを撃破。アジア王者の意地でクラブW杯を勝利で締めくくり、5位となった。

試合後の記者会見でインタビューに応じた浦和の堀孝史監督は「今日のゲームは、選手たちが狙いとしているものを存分に出してくれましたし、先制点が取れたことが大きかったと思います。いくつかピンチもありましたが、しっかり集中して防いでくれたことが大きかったです」とコメント。クラブの公式サイトが伝えている。

そして、海外開催の今大会を「普段なかなかクラブとしては海外チームとやっていない中での戦いなので、いろいろ分析はするのですが、実際に戦ってみての実感というか、その部分で違っているところがあったりと、そうしたところが難しいと思いました。大事になることは、実際に戦ってみて、日本で戦うのとは感覚が違う部分があるので、それをピッチやベンチでも早く感じなければいけないという点は大事だと思います」と振り返った。

さらに「今年一番感じたことは、チームが一つにまとまることは本当に大切だと感じました。今日の試合も、初戦を落とした中で、切り替える部分は選手たちも大変だったと思いますが、チーム全員が一つにまとまったことが大きかったです。そういうものがチームを作って行く上で一番大切なものだと思いました」と激動の1年を総括している。

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