香川も適切な位置で起用すべし! ドルトムントの改革は難しくない

マインツ戦に勝利したドルトムントの選手たち photo/Getty Images

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米メディアは修正可能と伝える

新指揮官ペーター・シュテーガーの下でマインツ戦を2‐0で制したドルトムントには、早くも明るいムードが漂っている。前指揮官ピーター・ボスの下ではアップダウンの激しい難しい時間を過ごしたが、それがたったの1試合で変わってしまうのだから面白い。

もちろんこのパフォーマンスを継続できるかどうかはまだ分からないが、米『ESPN』はドルトムントの立て直しはそれほど難しいものではないはずとの見解を示している。なぜならドルトムントはブンデスリーガの中でも優秀な選手を多く抱える強豪クラブの部類に入り、実力者は揃っている。バイエルンには敵わずとも、本来は上位争いができるチームだ。

しかしボスはシーズン半ばで迷走してしまった。3バックに変えてみるなどシステムにも手をつけ、最終的には修正不可能な形になってしまった。ドルトムントはトーマス・トゥヘルの頃から奇抜なことをしすぎる部分があり、選手たちが混乱しているところもあった。
シュテーガーは選手たちのベストを引き出したいと意気込みを口にしていたが、同メディアは選手たちを適切なポジションに配置し、全体をコンパクトに保ったドルトムント本来のサッカーをすれば順位は自然と上がるはずとの考えだ。マインツ戦で大活躍したのは日本代表MF香川真司だが、香川もインサイドハーフ、あるいはそれよりも少し高い位置で自由に攻撃に絡ませることで能力を存分に引き出せる。[3-4-3]のボランチで起用してみたり、シーズン中に何度もポジションの変化があるのはあまり良いことではない。

シュテーガーは本来のドルトムントを取り戻すことができるのか。FWマルコ・ロイスがボールを使ったトレーニングを再開するなど、負傷者が戻ってくればさらに選手層は厚くなる。バイエルンと優勝争いを展開する位置まで戻り、ヨーロッパリーグでも優勝を狙うだけの力を持ったクラブだけに、実力通りの戦いを続けてほしいところだ。

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