退団報道で「出て行け」と非難殺到のドンナルンマ ガットゥーゾ「私は彼を守る」

ドンナルンマ(左)を称えるガットゥーゾ監督(右)photo/Getty Images

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ブーイングや辛辣な横断幕まで……

ACミランは13日、コッパ・イタリア5回戦でヴェローナとホームのサン・シーロで対戦した。

試合は、23分にスソのゴールで均衡を破ると、30分にアレッシオ・ロマニョーリが追加点を挙げ、ミランが前半を2点リードして折り返す。そして後半、パトリック・クトローネが55分に試合を決定づける3点目のゴールを決め、3-0でヴェローナに快勝。ミランは危なげなくベスト8へコマを進めた。なお、準々決勝では永遠のライバルであるインテルと激突する。

試合後、伊『Rai Sport』のインタビューに応じたミランのジェンナーロ・ガットゥーゾ監督は、早くも次戦のミラノダービーを意識。「いま直面している重要な試合に集中しなければならない」としつつも「ダービーでは、できる限りの準備をするだろう。我々は改善すべき点があるからね。インテルはスクデット争いをするほどの強敵だ。我々は完璧なパフォーマンスを披露する必要がある」と意気込みを語った。
そしてガットゥーゾ監督は、退団の噂が早くも浮上し、試合前にファンからブーイングや「オレたちはもう我慢の限界だ。出て行け」などの辛辣な横断幕が掲げられていたGKジャンルイジ・ドンナルンマについて「彼はまだ18歳の少年。もちろん動揺している。私は彼が行なっていることに感謝することしかできない。彼はあの年齢で、すでに世界最高のGKだよ。彼が幸せでないことは、彼の顔から伝わってくるが、私は彼が偉大なアスリートで、偉大な少年であることも知っている。私は彼を守るし、みんなも守っているよ」と言及。試合前のロッカールームで、涙を浮かべ落ち込む姿がカメラに捉えられていた若き守護神を擁護している。

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