チャンスメイク数ではマンCをも上回るのに7位!? アーセナルの何とも奇妙なデータ

マンCはリーグ屈指の攻撃集団だが…… photo/Getty Images

マンCはリーグ2位の数字

現在プレミアリーグで首位を快走しているマンチェスター・シティは世界トップクラスの攻撃力を誇る。ここまでリーグ戦17試合を消化して52得点を記録しており、上手くいけば100得点超を達成するかもしれない。これだけの攻撃力があればリーグで首位に立っているのも当然と言えよう。

しかし、実はマンCはチャンスメイクの数がリーグ2位なのだ。英『METRO』によると、リーグ1位のチャンスメイク数を記録しているのはアーセナルだ。ここまでアーセナルが記録したチャンスメイクの数は230で、マンCの228を上回る。そこからリヴァプールが225、トッテナムが224、チェルシーが196、マンチェスター・ユナイテッドが159と続いていく。

アーセナルがマンCをも上回る数のチャンスを記録しているとは驚きだが、ここまでリーグ戦の総得点は30だ。マンCとは22点も差があり、順位も7位に沈んでいる。同メディアもこのスタッツを不思議に感じているようだが、アーセナルは作ったチャンスを得点に結びつけることができていない。

チャンスメイクの質がマンCよりも低いと考えることもできるが、チャンスを活かし切れていないのであれば前線の構成を変えてみるのも手だ。ここまでは今夏獲得したアレクサンドル・ラカゼットや、ダニーウェルベックを最前線で起用するケースが多いが、途中出場から得点を量産するオリヴィエ・ジルーの方がチャンスを得点に結び付けやすいかもしれない。現状の3バックのシステムにこだわらず、中盤の枚数を増やしたり2トップに変化させてみるのも面白い。

チャンスメイクの内訳ではメスト・エジルが46本、アレクシス・サンチェスが40本と、この2人が攻撃のカギを握る存在なのは間違いない。問題はこのチャンスをどう得点に結びつけるかだが、これだけチャンスを作りながらトップ4圏外なのは何とも不思議だ。

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