チームリーダー不在、過度なポグバ依存 モウリーニョ率いるマンUは問題を抱えているのか

レスター戦では思わぬ躓きも photo/Getty Images

伊メディアが調子の上がらないマンUを特集

ジョゼ・モウリーニョの作るチームは堅実な戦いをすることが多く、相手にボールを支配されても堅い守備で跳ね返すことができるのも強みとされてきた。しかし、現在指揮するマンチェスター・ユナイテッドではやや不安な部分もある。先日はレスター・シティ相手に後半ロスタイムの失点で2-2の引き分けに持ち込まれてしまい、その他にも17日のWBA戦では後半32分にギャレス・バリーにゴールを許して2-1と僅差で勝利するなど、終盤に守り切れない展開も目につく。11月28日のワトフォード戦では前半に3点を挙げて勝利を確信したが、後半32分と39分に立て続けに失点して1点差に詰め寄られるなど肝を冷やした試合もあった。

伊『Calciomercato』は、これを受けて「モウリーニョのチームが上手くいっていない理由」と題して特集を組んでいる。同メディアが問題視しているのは、絶対的なリーダーの不在だ。レスター戦では若いMFポール・ポグバがキャプテンマークを任されたが、これについてトッテナムなどを指揮したティム・シャーウッドは「彼はキャプテンになるべきではない。キャプテンは自分のためではなくチームのためにプレイするものだ。ポグバは自分のためにプレイしている」と批判。キャプテンを務める器ではないと厳しい指摘をしている。

最終ラインにもチームを強烈なリーダーシップでまとめる選手が存在せず、それが終盤の失点に繋がっているところもあるのではないかと同メディアは分析している。最前線の選手だが、強烈な個性を持つズラタン・イブラヒモビッチのような選手がピッチに必要なのかもしれない。

また、ポグバはプレイの面でも大きな負担がかかっている。攻守両面にフル回転することが求められており、中盤の選手で特殊なアイディアを持つのはポグバくらいだ。同メディアはポグバに過度に依存していることもモウリーニョ率いるマンUの欠点と分析しており、あまり今のチーム状況を良いとは捉えていないようだ。

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