“世界最高のDF”の1人と言われる男に致命的な弱点? 名将カペッロ氏「ボヌッチは守れない」

ミランでは苦戦しているボヌッチ photo/Getty Images

現代だからこそ世界最高の1人か

昨季までユヴェントスでアンドレア・バルザッリ、ジョルジョ・キエッリーニらと鉄壁の最終ラインを形成し、今夏にはミランへ電撃移籍したDFレオナルド・ボヌッチは世界最高のセンターバックの1人と言われている。

その能力にはジョゼップ・グアルディオラも興味を示すなど、現代では最も高い評価を受けているセンターバックの1人だ。しかし、ミランへ加入してからのボヌッチのパフォーマンスはその評価にふさわしいものだろうか。チームの調子も安定しないが、ボヌッチも抜群の働きを見せているとは言い難い。

伊『sky SPORT Italia』によると、かつてユヴェントスやミランを指揮した名将ファビオ・カペッロ氏はボヌッチが大きな問題を抱えた選手だと指摘している。

「ボヌッチはボールを扱うことにおいてイタリア最高のDFだし、世界最高の3人に入る。だが、大きな問題もある。彼は守れない。ユヴェントスでは理想的な状況だったんだ。彼はスイーパーとしてプレイしていたからね。彼は3バックではパーフェクトだが、4バックでは苦戦する」

実に大胆な指摘だが、ボヌッチはあくまでも現代サッカーだからこそ世界最高のセンターバックの1人と言われているのかもしれない。昨今はセンターバックにも攻撃を組み立てる能力が求められ、ボヌッチは足下の技術も高い。しかし、その一方で純粋な守備力には疑問があるとカペッロ氏は感じているようだ。

ユヴェントス、そしてイタリア代表では3バックを形成する機会も多かったが、他のシステムでは能力をフルに発揮できないのだろうか。名将は世界最高の1人と評価される男の実力を疑問視している。

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