バルベルデの下で蘇った男 テア・シュテーゲン、メッシと同じくフル稼働する選手とは

中盤で輝きを放つラキティッチ photo/Getty Images

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スペイン紙も驚き

17試合を消化して14勝3分と絶好調のバルセロナは、やはり指揮官エルネスト・バルベルデの手腕が大きい。今夏にネイマールを失うアクシデントがあったものの、バルベルデはこれまでバルセロナが大切にしてきたポゼッションを活かすやり方で上手くチームをまとめている。

そのバルベルデ率いるチームでフル稼働している選手が3人いる。1人はGKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンだ。昨季はパフォーマンスに波があるとの指摘もあったが、今季は絶対的な守護神として君臨。リーグ戦17試合全てに出場し、未だ7失点しかしていない。

2人目はもちろんFWリオネル・メッシだ。バルベルデのチームは確かに機能しているが、ネイマールが抜けたことでメッシへの依存度は高まったと言える。リーグ戦17試合全てに先発出場しており、メッシが負傷離脱でもするようなことがあればチームの流れは大きく変わるだろう。フィールドプレイヤーの中で最も重要な存在なのは間違いない。
そして3人目は、MFイヴァン・ラキティッチだ。ラキティッチは途中出場を含め、今季はリーグ戦17試合全てに出場している。スペイン『MARCA』はリーガ最少失点GKテア・シュテーゲン、最多得点FWメッシが毎試合出場しているのは理解できるが、ラキティッチがここまで重宝されているのは大きなサプライズだと取り上げている。

ラキティッチは前指揮官ルイス・エンリケの下でポジションを失った時期もあり、移籍の噂が浮上したこともあった。しかし今季は中盤の枚数を1枚増やす[4-4-2]を採用する機会が増えたこともあり、ラキティッチの存在感が再び大きくなっている。メッシやテア・シュテーゲンに比べるとインパクトは薄いが、同メディアはバルベルデにとって欠かせぬ3人の中の1人とパフォーマンスを称賛している。バルベルデの就任で蘇った選手の1人と言えるだろう。

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