ベンゼマはピークを過ぎたのか 得点数上がらぬレアルのエースに疑問も

レアルのベンゼマ photo/Getty Images

昨季で20得点超えの流れも止まる

クリスティアーノ・ロナウドと相性が良く、スター選手なのに独り善がりなところがない。レアル・マドリードはこうした理由からFWカリム・ベンゼマを常に重要な戦力と位置づけてきた。しかし、昨季からパフォーマンスが低調ではないかと批判的な意見が出ている。

何よりの問題は得点が少ないことだ。ポストプレイの上手さなども評価されるべきではあるが、昨季以降ゴールの気配があまり感じられない。レアルでは2010-11シーズンから毎回20得点以上を記録してきたが、昨季はついに20得点に届かなかった。今季もここまで全てのコンペティションを含め5得点のみで、さすがに銀河系軍団が満足できる数字ではない。

米『ESPN』はベンゼマのピークが過ぎたのではないかと指摘しており、ベンゼマへの風当たりは激しい。ロナウドとの相性の良さ、ポストプレイの能力からアシストでも貢献できるのがベンゼマの強みでもあったが、昨季はシーズンで9アシストに留まった。2012-13シーズンに21アシストを記録したことを考えると、やや物足りない。

今夏には途中出場から得点を積み重ねていたFWアルバロ・モラタをチェルシーに売却してしまったが、ベンゼマが30歳とベテランの領域に入ったことを考えるとモラタ売却は何とも惜しい。しかもベンゼマの得点数が減少傾向にあるとなれば、サポーターが今夏の補強策に不満を抱いても不思議はない。

今季は相棒ロナウドの得点数も伸びず、ガレス・ベイルは負傷での離脱が頻発。BBCの評価はやや怪しくなってきている。果たしてベンゼマのピークは過ぎてしまったのか。これまでクラブは信頼してきたが、もはや以前のように得点を量産することは難しいか。

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