選手、監督も若く、観客動員数もトップ ブンデスリーガは世界最高のリーグなのか

いつでも熱いブンデスリーガのスタジアム photo/Getty Images

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世界最高と自信

今季はチャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグでバイエルン以外のクラブがグループステージで全滅するなど苦戦も目立つが、ブンデスリーガは世界最高のリーグなのかもしれない。何よりの武器は若さだろう。

ブンデスリーガ公式は、他の欧州主要リーグに比べてブンデスリーガでは若手が積極的に活躍していることを大きなポイントに挙げている。自国の代表チームに優秀な選手を送り込むことも重要な目的の1つで、ブンデスリーガの各クラブは積極的に若いドイツ人選手にチャンスを与えている。ドイツ人選手に限らず、若い選手にチャンスを与えることを恐れていないところは他国との大きな違いと言えよう。ブンデスリーガの成功がドイツ代表の強化に繋がっているのは間違いない。

また、それは選手に限った話ではない。指揮官も若いうちからチャンスを手にすることができる。例えば現在ホッフェンハイムで指揮を執るユリアン・ナーゲルスマン(30)、シャルケのドメニコ・テデスコ(32)らがその代表だ。ドイツ生まれのナーゲルスマンには早くもバイエルン指揮官ユップ・ハインケスの後任にといった声もあり、1部リーグで現役選手でも不思議ではない年齢の指揮官がチームを束ねているのは驚きでもある。指揮官の若返りも非常に難しいミッションで、プレミアリーグなどでは若い優秀な指揮官が育っていないといった課題も指摘されている。
そうした若い選手、監督たちが活躍する場でありながら、ブンデスリーガは今季前半戦で欧州主要リーグ最多となる1試合平均4万4335人の観客動員数を記録している。昨季から約6%増加していることとなり、ブンデスリーガでは下位クラブ同士の試合でもスタジアムがサポーターで埋め尽くされていることも当たり前の光景だ。チケットの価格が抑えられていることなども動員数増加に繋がっており、同サイトは盛り上がりの面でもブンデスリーガが他リーグを凌駕していると誇っている。

自国の代表強化を1つの目的に若手を積極的に起用し、財政面でもクリーンに、そして観客もスタジアムに足を運びやすい環境作りがされているブンデスリーガはトータルで判断すると世界最高のリーグと言えるのかもしれない。好みはサッカーファンそれぞれだが、ブンデスリーガ公式は自分たちこそ世界最高のリーグと自信を持っているようだ。

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