今季前半戦のサプライズ! スターリング、フィンボガソンら大ブレイクしている11名は要チェックだ

マンCで躍動するスターリング photo/Getty Images

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前半戦の主役に

2017-18シーズンも折り返しを迎えたが、ここまで予想以上の活躍を見せているサプライズ組を英『Squawka』がポジション別にピックアップしている。後半戦では今季ブレイクしている彼らをチェックするのも面白いだろう。

GK:ベンジャミン・ルコント(モンペリエ)

2018ロシアワールドカップを戦うフランス代表入りもあり得るか。ルコントは今季モンペリエで見事なパフォーマンスを見せている。モンペリエは現在リーグ・アンで7位につけているが、失点数はリーグ最少となる13点となっている。それを支えているのが9度のクリーンシートを達成しているルコントで、今夏に加わったモンペリエでブレイクを果たしている。
サイドバック:アダム・マルシッチ(ラツィオ)、ファビアン・デルフ(マンチェスター・シティ)

今夏ベルギーのオーステンデから初の欧州五大リーグ挑戦としてラツィオに加入した25歳のマルシッチは、好調ラツィオでサイドバックやウイングバックを担当。ここまで16試合に出場し、2得点4アシストを記録している。セリエAのDFで4アシストはローマのアレクサンデル・コラロフの6アシストに次ぐ数字となっており、マルシッチはラツィオにとって欠かせぬ選手となりつつある。

左サイドバックを担当するデルフは、中盤を本職とする選手だ。しかしベンジャミン・メンディが長期離脱してしまい、急遽左サイドバックとして穴埋め役に選ばれた。当初は不安も大きかったが、ここでデルフは非常に高い万能性を発揮。同メディアも指揮官ジョゼップ・グアルディオラの下で蘇った選手として取り上げている。

センターバック:メフディ・ベナティア(ユヴェントス)、トーマス・ヴェルメーレン(バルセロナ)

両者ともビッグクラブに所属する有名なセンターバックではあるものの、今季は活躍の機会が増えている。ベナティアは今夏にレオナルド・ボヌッチが退団したため、出場機会が増加。古巣ローマ戦では決勝点も記録するなど、攻守で存在感を発揮している。デュエル勝率も61%となっており、チームメイトのアンドレア・バルザッリもボヌッチと同じレベルにあるとベナティアを評している。

ヴェルメーレンは怪我が多く、これまでバルセロナで思うようなパフォーマンスが見せられなかった。しかし今季はハビエル・マスチェラーノとサミュエル・ウムティティが負傷離脱したため、その穴埋め役として出番が回ってきている。レアル・マドリードとのクラシコでもスタメンに入っており、前半戦ではプチブレイクした選手と言えよう。平均パス成功率もチームトップの92%となっており、相変わらず繋げるDFとして高いレベルにある。

セントラルMF:ルイス・アルベルト(ラツィオ)、アーロン・ラムジー(アーセナル)

ラツィオのルイス・アルベルトはもう少し高い位置でプレイすることも多いが、同メディアは今回セントラルMFとして選出。リヴァプール在籍時には苦戦したものの、昨夏より加入したラツィオでは才能が開花。今季ここまで5得点6アシストと結果を出している。昨季は得点とアシストを合わせても3点しか得点に絡めなかったため、今季は急成長を遂げたと言えよう。

ラムジーは今でも批判されることのある選手だが、同メディアは徐々にトップフォームになってきていると評価している。すでに昨季を超える6アシストを記録するなど、好調時のラムジーは違いを生み出すことのできる選手だ。

ウイング:ラヒーム・スターリング(マンチェスター・シティ)、ピオネ・シスト(セルタ)

スターリングは説明不要だろう。グアルディオラの下で得点能力にも磨きをかけたスピードスターは、今季セルヒオ・アグエロをも上回る13得点を記録。まさに急成長のシーズンとなっている。

昨夏よりセルタでプレイするピオネ・シストの成長も忘れてはいけない。まだ22歳のデンマーク人アタッカーは、持ち前のスキルとスピードで攻撃の中心となっている。昨季は30試合の出場で4アシストだったが、今季は17試合出場時点で10アシストと躍動。この数字は欧州五大リーグではトップとなっている。

FW:アルフレッド・フィンボガソン(アウグスブルク)、シモーネ・ザザ(バレンシア)

ブンデスリーガの得点ランクを見た時、衝撃なのがフィンボガソンの3位入りだ。現在バイエルンFWロベルト・レヴァンドフスキが15得点で1位、ドルトムントFWピエール・エメリク・オバメヤンが13得点で2位、それに次いでフィンボガソンが11得点で3位となっている。今のところブンデスリーガで二桁得点を記録しているのはこの3人だけだ。フィンボガソンは2015-16シーズン、2016-17シーズンを合わせても10得点しか決めていなかったため、今季前半戦でそれを超える数の得点を決めたことになる。

イタリア代表の一員として出場したEURO2016でチョコチョコPKを披露し、その大失敗から大きな批判を浴びたザザも今季は華麗に復活している。ここまでリーガ・エスパニョーラではバルセロナFWルイス・スアレスと並ぶ10得点を記録し、得点ランクで3位に入っている。現在は118分に1点のペースで得点を記録していることになり、チームもザザに引っ張られる形で好調を維持している。近年苦しんでいたことを考えると、今季前半戦はまさに大ブレイクだ。

彼らは後半戦もこの勢いを継続できるのか。キャリア最高のシーズンを過ごしている者も多く、彼らのパフォーマンスは今季必ず見ておくべきだろう。

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