「サッカーが頭でやるものなら、ベストストライカーだろう」 チェルシーの新エースは足で決められない?

アーセナル戦では決定機を逃してしまったモラタ photo/Getty Images

英紙もヘディングゴールの多さに驚く

3日に行われたアーセナルとチェルシーの一戦では、チェルシーFWアルバロ・モラタに3回は決定機があった。アーセナルの最終ラインの裏を突いてGKと1対1になったケースもあったが、なぜかモラタはゴールを決めることができなかった。あのビッグチャンスを1つでも決めていれば、チェルシーが勝ち点3を獲得できたはずだ。

今回の決定機は全て足でシュートを放っているが、今季のモラタは足で決めたゴールが少ない。英『Daily Mirror』もなぜ足では決められないのかと驚いているが、モラタは今季リーグ戦で決めた10得点のうち6点を頭で決めているのだ。割合では左足で決めたゴールが1点、右足が3点となっており、ヘディングによる得点数が最も多いというのは特徴的だ。以前チームメイトのMFエデン・アザールはそろそろ足でもゴールを決めないとと冗談交じりに話していたが、今回のアーセナル戦では冗談で済まない結果になってしまった。

ヘディングシュートの割合はここまで19本放って6点決まっており、ヘディングの31・6%がネットを揺らしていることになる。これはマンチェスター・ユナイテッドFWロメル・ルカク(20%)、トッテナムFWハリー・ケイン(16・7%)を上回る数字で、プレミア屈指のヘディングモンスターとなっている。

同メディアは「サッカーが頭でやるものなら、モラタはベストストライカーだろう」と伝えているが、モラタは両足の精度を上げていくことができるのか。そこを改善しなければチェルシーのエースストライカーとは呼びづらくなってくるはずだ。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.299 フリック・バルサ徹底分析

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ