“ミスター・鳥栖”の活躍の場はKリーグへ! 韓国紙が伝える元日本代表FW豊田陽平の重要性

鳥栖を支えてきた豊田 photo/Getty Images

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蔚山現代の得点力不足を解決する人材

日本代表でもプレイ経験のあるサガン鳥栖FW豊田陽平が韓国の蔚山現代にレンタル移籍することが決まった。豊田は鳥栖を7年間引っ張ってきたクラブの象徴とも言える選手で、チームがJ2に沈んでいた時から支えてきた。J1昇格に導き、そこでも毎シーズンのように二桁得点を記録。2012年には20得点を決めている。

しかし、今季は5得点と苦戦。チーム内での序列にも変化が出てきた中、蔚山現代が獲得に動いた。今回の移籍について韓国『スポーツソウル』は両クラブにとって理想的な動きだったのではないかと分析している。

蔚山現代は2017年にリーグ戦で4位と健闘したが、得点数は41点に留まった。3位の済州ユナイテッドと2位の全北現代はともに71得点、1位のFCソウルは67得点記録したことを考えると、蔚山現代の得点数は明らかに不足している。その原因の1つが前線でターゲットとなれる本格派センターフォワードの不在と指摘されており、長身で空中戦にも強い豊田は理想的な存在だったようだ。
同メディアによれば当初はヴィッセル神戸でプレイするFWハーフナー・マイクの獲得に動いていたようだが、思うように進行しなかった。そこで豊田にターゲットを切り替え、交渉がスムーズに進んだという。

同メディアは鳥栖にとっても豊田のレンタル移籍は悪い話ではないと伝えており、豊田もこれで鳥栖と決別するわけではないと語っている。蔚山現代でエースとして出場機会を確保できれば、鳥栖にとってもプラスになる部分はあるはずだ。

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