コウチーニョの移籍金は妥当なのか 英紙は疑問も「スアレスのようにリヴァプールを上位に押し上げたか?」

バルセロナ移籍が決定したコウチーニョ photo/Getty Images

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1億4200万ポンドの移籍金に驚愕

6日、バルセロナはリヴァプールからMFフィリペ・コウチーニョ獲得を発表した。以前から狙っていたタレントであり、それが今冬に叶うこととなった。注目はその移籍金だ。金額は驚異の1億4200万ポンドとされており、昨夏パリ・サンジェルマンに移籍したFWネイマールに次いで2番に高額な移籍金となる。

これについて英『Daily Mirror』は、本当にコウチーニョには1億4200万ポンドもの価値があるのかと議論している。コウチーニョがウイングと中盤の両方を担当でき、クラブのレジェンドでもあるアンドレス・イニエスタの後釜を務められることから、移籍金額は妥当と主張している者もいる。

しかしトム・ブリストー記者は「彼はリヴァプールのベストプレイヤーだが、それほどの価値はない。誤解はしないでほしい。コウチーニョはファンタスティックな選手だ。テクニックは素晴らしいし、両足を使えてスピードもある。遠い距離からもシュートが打てる。だが、彼はルイス・スアレスがやったようにリヴァプールを上位に押し上げたことがあるか?Noだ」とコメントしており、スアレスより高額な移籍金が動くのはおかしいとの考えを示している。
得点数だけでは判断できないが、スアレスは2013-14シーズンに31得点を記録してチームをプレミアリーグ制覇まであと1歩のところへ押し上げている。コウチーニョはスアレスほど得点力があるわけではなく、スアレス退団後のリヴァプールは再びトップ4になかなか入れないチームになってしまった。昨季はトップ4入りを果たしたものの、1億4200万ポンドの金額が適正なのか疑わしいところはある。

同メディアのアンケートでは59%の人が移籍金は妥当と答えているが、コウチーニョは移籍金に見合うだけのパフォーマンスをバルセロナで見せられるのか。イニエスタを忘れさせるほどの活躍が求められているとも言えるだろう。

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