クロップはコウチーニョ売却をどう思うのか 「クラブが彼の野望を叶えられなければ……」

リヴァプールを率いるクロップ photo/Getty Images

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売るだけのクラブになるべきではない

バルセロナにMFフィリペ・コウチーニョを売却して得た1億4200万ポンドの移籍金で誰を獲得するのか。リヴァプールにとってこのミッションは非常に重要だ。ここで良い補強ができなければ、それこそリヴァプールは売る側のクラブになってしまう。

チームの指揮を執るユルゲン・クロップはコウチーニョを残留させようと必死に動いていたようだが、最終的にはバルセロナに引き抜かれたと落胆していた。英『sky SPORTS』によると、この状況にかつてリヴァプールで取締役を務めたクリスティアン・パースロー氏は、クロップに長く指揮を執ってほしいならクラブがリクエストに応えなければならないと警告している。

「リヴァプールは良い選手をただ売るのではなく、買う必要がある。クロップは大物指揮官だと思うし、リヴァプールが彼の野望を叶えられなければ他のビッグクラブの指揮官になるだろう。もうビッグ6ではないんだ。私はマンチェスター・シティ、マンチェスターユナイテッド、チェルシーがリヴァプール、トッテナム、アーセナルのグループから抜け出しているように感じる。経済的な理由からね」
資金力に差はあるものの、マンチェスターの両クラブは指揮官の理想を叶えるために多額の資金を市場に投じている。マンU指揮官ジョゼ・モウリーニョに至ってはまだ不十分との考えを示していた。今後もリヴァプールがチームのベストプレイヤーを引き抜かれるだけのクラブになってしまえば、クロップの気持ちが切れる可能性はある。コウチーニョの売却益を活かして以前より強いチームを作れるのかどうかは、クラブの将来を左右する重要な問題となりそうだ。

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