なぜバルサは彼らを獲得しなかった!? 名手シャビが認める”5名”のテクニシャン

バルサの司令塔を務めたシャビ photo/Getty Images

続きを見る

バルサでプレイするだけの資格があったか

バルセロナは独特の哲学を持ったクラブで、そこでプレイするためには非常に高いテクニックと戦術眼が必要になる。優秀な選手でもスタイルへの適応に苦労するところがあり、並外れた技術の持ち主でなければあのパスワークについていくことはできない。

そのバルセロナで長く活躍したMFシャビ・エルナンデスは、自身が見てきた中でバルセロナに加入してほしいと感じた選手が何人かいるという。

スペイン『El Pais』によると、まず1人目に名前が挙がったのはアーセナルMFサンティ・カソルラだ。現在は負傷が長引いてプレイできていないが、シャビはバルセロナの下部組織出身者でないにも関わらず、カソルラにはバルセロナのスタイルにフィットする特性があったと称賛。カソルラの他にも世界を代表するパサーの名前を挙げている。
「自分自身に聞いたよ。どうしてバルサはカソルラを獲得しないのか?とね。彼はすでにチームのスタイルを理解していた。ダビド・シルバ、クロース、モドリッチもそうだ。なぜバルサは獲得しなかったのか?彼らはチームに合う特長を持った選手だよ。僕はいつだってバルサでプレイできる選手を探していたんだ。例えばフィリップ・ラームとかね」 

スペイン代表でも一緒にプレイしたマンチェスター・シティMFダビド・シルバ、レアル・マドリードで活躍するトニ・クロースとルカ・モドリッチも非常に高い評価を受けている。彼らのテクニックがあればバルセロナでもプレイできただろう。

そして最後に昨季限りで引退したバイエルンのフィリップ・ラームだ。ジョゼップ・グアルディオラが最もクレバーな選手と絶賛したことでも有名だが、シャビもその才能を高く評価しているようだ。サイドバックの選手ながらグアルディオラの要望で中盤までこなしてしまうサッカーセンスは見事だ。

どの選手もトップレベルで活躍するタレントばかりだが、シャビの言葉通りバルセロナは彼らを獲得しておくべきだったのかもしれない。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.299 フリック・バルサ徹底分析

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ