国内の実力者はやっぱりバイエルンに行く! M・ゴメスからバラック2世まで”引き抜き劇”を振り返り

かつてはゲッツェもバイエルンへ photo/Getty Images

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シャルケの有望株も来季バイエルンへ

シャルケでプレイするドイツ代表MFレオン・ゴレツカが来季からバイエルンに加入することで合意した。ゴレツカはドイツ代表の将来を背負う1人として期待されている22歳の大型MFで、ミヒャエル・バラックと比較する声も多い。そんなシャルケで成長した逸材も、結局は国内王者バイエルンに引き抜かれることとなった。

そこでスペイン『MARCA』は、ここ10年の間にバイエルンが国内のライバルから引き抜いてきたタレントを振り返っている。いくらバイエルンの力が圧倒的とはいえ、ここ10年の引き抜き劇は圧巻だ。

主な移籍を振り返ると、2009年にはシュツットガルトからFWマリオ・ゴメスを3000万ユーロで獲得。翌年にはホッフェンハイムからMFルイス・グスタヴォ、2011年にはシャルケからドイツ代表GKマヌエル・ノイアー、2012年にはヴォルフスブルクからFWマリオ・マンジュキッチ、ボルシアMGからDFダンテなどを引き抜いている。
そこからはドルトムントのタレントがターゲットになった。ユルゲン・クロップの下でブンデスリーガを連覇するなど結果を出していたドルトムントから、2013年にMFマリオ・ゲッツェ、2014年にFWロベルト・レヴァンドフスキ、フランクフルトからMFセバスティアン・ローデ、翌年はシュツットガルトからDFジョシュア・キミッヒ、現在ノイアーの穴を埋めているGKスヴェン・ウルライヒを獲得。2016年にはまたもドルトムントからDFマッツ・フンメルス、2017年には躍進したホッフェンハイムからFWサンドロ・ヴァーグナー、MFセバスティアン・ルディ、DFニクラス・ズーレの3名を獲得。さらにブレーメンからFWセルジュ・ニャブリを獲得。そして来夏にゴレツカが加わることになる。

国内のクラブで育った選手を王者バイエルンが引き抜く構図はブンデスリーガの名物ともいえるが、これが続きすぎるとリーグ全体の競争力を保てなくなってしまう。今季もバイエルンが独走しており、それを必死に追いかける4位シャルケから中盤の核を引き抜かれるのは少しばかり残念ではある。同メディアもバイエルンのやり方に驚いているようだが、もはや1強状態になっているブンデスリーガでは仕方がないのか。

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