インテル、好調から一転して6試合白星なし 指揮官「怯えずに我々の方法で一歩ずつ前へ」

古巣ローマとの一戦を振り返ったスパレッティ監督 photo/Getty Images

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ローマとドローも「勇気が必要」

日本代表DF長友佑都が所属するインテルは21日、セリエA第21節でローマをホームへ迎え入れた。

ここ5戦で3分2敗と白星から見放され、思うように勝ち点を積み上げられていないインテル。前半からローマを攻め立てるが、なかなかゴールを奪えない。すると31分、相手GKアリソンのロングフィードをDFダビデ・サントンがバックパスミス。一瞬の隙を突かれ、FWステファン・エル・シャーラウィに裏へ抜け出される。これを落ち着いて決められ、前半を1点ビハインドで折り返した。

後半に入っても、たびたび決定機を迎えるインテルだが、FWマウロ・イカルディのシュートがポストに阻まれるなど、ゴールが遠い。このまま今季3敗目を喫するかと思われたが試合終了間際の86分、途中出場のMFマルセロ・ブロゾビッチの左クロスにMFマティアス・ベシーノが頭で合わせ同点に。インテルはローマ相手になんとか1-1に持ち込み、勝ち点「1」をゲットしたものの、6試合連続で白星から遠ざかる結果となった。なお、長友はベンチ入りするも出番は回ってこなかった。
試合後、インタビューに応じたインテルのルチアーノ・スパレッティ監督は「我々はこのレベルのチームと戦うための勇気が必要だ。フィジカル的にも、技術的にも強力なチームと直面しているのはわかっている。ただ、怯えずに我々の方法で一歩ずつ前へ進まなければならない」とコメント。クラブの公式サイトなどが伝えている。

そして「我々は(ローマよりも)多くチャンスを作っていた。ただ、ビルドアップの精度を欠いてしまった。勝利に値していたと思うが、私が理解できないいくつかの懸念材料が。後半は我々が調子を取り戻すために、正しい戦い方ができていたと思うがね」と試合を振り返った。

さらに、失点シーンについて「サッカーにミスはつきものだ。サントンは誰にも謝る必要ない。彼は状態も良いし、正しい姿勢でトレーニングに励んでいるプロフェッショナルな選手だ」と述べ、サントンを擁護した。

インテルは次節、28日にアウェイでSPALと対戦する。前半戦では2-0で勝利している相手だが、はたして同クラブは7試合ぶりの白星を手にすることができるのか。

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