守備固め、度重なるファウルにネイマールがイライラ!? リーグ・アンの環境に不満か

PSGのネイマール photo/Getty Images

来季以降もモチベーションが続くか疑問も

昨夏バルセロナからパリ・サンジェルマンに移籍したFWネイマールには、未だにPSG早期退団説がある。さすがにまだ目標とするチャンピオンズリーグなどを獲得していないため、早々にPSGを離れるケースは考えにくい。しかし、PSGが恐れるべきは退団の話ばかりではない。ネイマールがリーグ・アンの環境に満足できているかが問題なのだ。

リーグ・アンはリーガ・エスパニョーラに比べるとレベルが落ち、その中でPSGは圧倒的王者の立場にある。チャンピオンズリーグでは白熱した試合を経験出来ても、国内リーグでは拍子抜けしてしまうような展開も多い。先日8-0で勝利したディジョン戦などはその最たる例と言えよう。

仏『L'Equipe』もネイマールが不満を抱え始めているのではと伝えており、ネイマールがリーグ・アン全体の守備的なスタイルや相手DFが何度もファウルで止めに来ることにフラストレーションを溜めていると主張している。PSGと対戦する際に守備固めを最重要視するのは当然のことで、ネイマールを止めるにはファウルになってしまうのも仕方がない。しかしこの状況が続けば、退団はなくともネイマールのモチベーションが十分に上がらない危険はある。それはPSGにとって大きな問題だ。

同メディアはクラブもネイマールの不満に気付いていると伝えており、この問題は何とか解消しなければならない。2月からはチャンピオンズリーグ決勝トーナメントがスタートするが、レベルが違いすぎる国内リーグとチャンピオンズリーグの戦いにメンタルをしっかり整えられるかは気になるところ。ネイマールだけでなく、PSGの選手たちがチャンピオンズリーグの時にテンションを高められるのかは注目ポイントの1つだ。

PSGにネイマールを手放す気は毛頭ないだろうが、必死に残留させ続けても選手本人のモチベーションが低下してしまっては意味がない。来季以降リーグ・アンの戦いにネイマールが飽きてしまう可能性は十分に考えられるが、PSGはこの問題とどう向き合っていくのか。

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