なぜジルーを手放したんだ! アーセナルの仰天補強プランにOB嘆き節「今の彼らにはプランBがない」

ジルーはチェルシーへ移籍 photo/Getty Images

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頼れる長身FWが退団

今冬のアーセナルには様々な動きがあった。以前から噂されていたアレクシス・サンチェスが退団し、代わりにヘンリク・ムヒタリアンが加入。そして移籍市場最終日にはオリヴィエ・ジルーがチェルシーに去り、ドルトムントから快速FWピエール・エメリク・オバメヤンが加入した。冬の市場としてはかなり積極的な動きだったが、果たしてこれは戦力アップに繋がったのだろうか。

英『METRO』によると、クラブOBからは今冬の移籍プランを疑問視する声もある。何より問題視されているのは長身FWジルーの放出だ。アーセナルOBで解説を務めるポール・マーソン氏は、ジルーを手放すより昨夏獲得したばかりのアレクサンドル・ラカゼットを放出したかったと自身の希望を口にしている。

「私ならラカゼットを出し、ジルーを残留させようとしただろうね。今の彼らにはプランBがないよ。負けている時、ジルーが入ってくれば得点を決めるだろう。ショッキングだ。また、なぜチームは今冬にDFを補強しなかったのか分からない。WBAからジョニー・エバンスをなぜ獲得できなかったのか?」
オバメヤンとラカゼットはスピード自慢のアタッカーというところで共通点があり、全くタイプの異なるジルーを手放してしまったことを同氏は嘆いている。これまでジルーはビハインドを負った時の緊急策の役割を任されており、これは実に優れたプランBだった。それが無くなった今、アーセナルは戦術の幅が限られてしまったとも言える。

さらにクラブOBのイアン・ライト氏も、「なぜジルーを放出したのか?理解できないね。まるで10ポンド紙幣を失って5ポンド紙幣を見つけたような気分」と語っている。途中出場から驚異の得点率を誇っていたジルーを失い、代わりにオバメヤンが加入する補強プランは正解だったのか。ジルーが国内のライバルであるチェルシーの手に渡ったことを考えても、今冬の動きは最高だったとは言えないだろう。

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