“ジャガー・浅野”に追い風となるか 新指揮官就任で高まる2トップへの期待

出番確保に苦しむ浅野 photo/Getty Images

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シュツットガルトではウイング起用が多かったが……

昨季はチームの1部昇格に貢献する働きを見せたものの、シュツットガルトに所属する日本代表FW浅野拓磨は今季出場機会の確保に苦戦している。チームにはチャドラック・アコロやアナスタシオ・ドニスなどライバルも多く、今冬にはマリオ・ゴメスも復帰した。得点数はあまり多くないが、前線の質は昇格組とは思えないほど高い。

浅野はそこでポジション確保に苦戦していたのだが、1月29日にクラブは解任したハネス・ウォルフに代わってタイフン・コルクトが指揮官に就任することを発表。指揮官の交代で浅野にもチャンスが巡ってくるのではないかと期待がかかる。

独『Bild』もウォルフの下で出番が限られていた選手にもチャンスがあるかもしれないと伝え、その1人に浅野を含めている。これまでシュツットガルトは[3-4-2-1]のシステムを採用するケースが多く、浅野も起用される時はウイングの位置がほとんどだった。
しかし同メディアは、新任のコルクトがカイザースラウテルンやレヴァークーゼンを指揮していた時と同様に[4-4-2]を好むと伝えており、2トップになった場合はよりセンターフォワード系の選手が必要になる。長身でパワーのあるゴメスを2トップの一角に据えるなら、相棒にはタイプの異なるスピード系の選手が欲しいところ。浅野に合っている役割と言えるのではないか。

浅野は日本代表でもサイドを任されているが、ゴール前への飛び出しを武器にしている選手だ。中央でゴールに集中できる環境の方が実力を発揮しやすいはずだが、指揮官交代は浅野への追い風となるだろうか。

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