香川真司、ゲッツェ、ロイスらのアイディアについていけるのか? ドルトムントの新FWの才能には疑問も

ドルトムントに移籍したバチュアイ photo/Getty Images

ドルトムントの中盤には天才肌が揃う

今冬にFWピエール・エメリク・オバメヤンをアーセナルに放出したドルトムントは、代わりにチェルシーで出番の少なかったFWミッチー・バチュアイをレンタルで獲得した。センターフォワードがそのまま入れ替わる格好となり、後半戦はバチュアイが最前線を務めることになる。問題はシーズンの途中からバチュアイがブンデスリーガのサッカー、ドルトムントのスタイルに馴染めるかどうかだ。

独『Deutsche Welle』は、バチュアイがオバメヤンほどではないがスピードのある選手だと評価しており、高さやパワーもブンデスリーガのDFを苦しめられるものがあると伝えている。バチュアイは185㎝とまずまずのサイズがあるため、ロングボールにも対応できるだろう。

しかし、気になる点もある。それはバチュアイがドルトムントが抱える優秀な2列目の選手たちのビジョンについていけるかどうかだ。同メディアは、テクニックのある香川真司、マリオ・ゲッツェ、負傷離脱中のマルコ・ロイスなど特別なアイディアや才能を持つ選手たちとの共通理解を高める必要があると伝えており、バチュアイにそこまでの器用さがあるかを疑問視している。

香川やゲッツェらは狭いエリアでも巧みにボールをキープし、1トップの選手と絡んでゴール前まで顔を出すプレイを好む。そのアイディアにバチュアイがついていけなければ、ドルトムントの攻撃は連動性を欠いたものとなるだろう。シーズン途中から全てを完璧に合わせるのは難しいが、バチュアイには自身のゴールと同時に豪華なMF陣を活かす仕事も求められている。

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