あの西村雄一主審の判定も! 審判を欺こうと必死な選手たちの”珍ダイブ・演技”BEST8[映像アリ]
ブラジルにPKを与えた西村雄一主審 photo/Getty Images
VARが進化すれば通用しなくなるか
近年はビデオ判定(VAR)が採用される機会が増え、それによってシミュレーション行為に注目が集まるようになった。これまでは審判の目を欺く行為もトッププロの技術と言われたが、今ではテクノロジーの力で見抜かれてしまう。シミュレーションで試合の行方が変わってしまうケースは減ってくるだろうが、そうした行為が見れなくなるのはやや寂しいものがある。
そこで英『FourFourTwo』は、これまでサッカー界で起こった数々の珍ダイブ・演技などを特集。審判の目を欺こうと必死に演技する選手たちにスポットを当てている。
1.マルコム(ボルドー VSリヨン)
最も新しい珍ダイブに認定されたのはボルドーでブレイクするブラジル人FWマルコムのダイブだ。特に接触もなかったが、PKをもらうべくリヨンDFに引っ張られたことをアピールしている。このダイブは成功し、主審はPKとジャッジ。これをマルコム自ら決めている。
2.ダビド・ルイス(チェルシー VSマンチェスター・ユナイテッド)
試合終盤にボールをキープしたダビド・ルイスは、後方から同じブラジル人DFラファエウに足を削られたと倒れてアピール。しかし自身でも面白くなってしまったのか、表情は笑っている。
3.セルヒオ・ラモス(レアル・マドリード VSユヴェントス)
昨季のチャンピオンズリーグ決勝では、ラモスがファン・クアドラードに蹴られたと線審の目の前でアピール。クアドラードもフラストレーションが溜まっていたのだろうが、倒れるほどの接触ではなかった。結局クアドラードは退場処分となっており、ラモスのリアクションは成功だった。
4.セルヒオ・ブスケッツ(バルセロナ VSインテル)
このリアクションがブスケッツのイメージを固めてしまったと言ってもいいだろう。ブスケッツはチアゴ・モッタに顔を叩かれたとアピールし、退場に追い込んだ。しかしその様子を両手の間から見ており、明らかな演技だと話題を呼んだ。
5.エメルソン・アクーニャ(アトレティコ・ジュニオール VSアメリカ)
同メディアは恐らく誰もエメルソン・アクーニャのことを知らないだろうと伝えているが、このダイブは永遠に記憶されることだろう。コロンビアのアトレティコ・ジュニオールに所属していたアクーニャはペナルティエリア内で1人で倒れており、笑いを呼んでいる。しかもPKと判定されており、これぞ珍プレイだ。
6.曹贇定(上海申花 VS延辺富徳足球倶楽部)
倒れる時はペナルティエリア内で!これを体現したプレイであり、エリア外で接触を受けながらも強引にドリブルを続けてエリア内で倒れている。接触のあった場所からリスタートとなるのが自然だが、審判を惑わすためにはエリア内まで倒れるのは我慢だ。
7.フレッジ(ブラジル VSクロアチア)
ここでは、日本でも話題になった2014ブラジルワールドカップのブラジル対クロアチアの一戦で起こったPKもダイブと捉えられている。この試合を担当した審判は日本人の西村雄一氏で、この判定はワールドカップ期間中にも大きな注目を集めた。ダイブと呼ぶほどのものかは微妙なところだが、フレッジがPKを狙っていたのは間違いない。
8.アーロン・ハント(ブレーメン VSニュルンベルク)
最後はフェアプレイが見られたシーンの紹介だ。ハントはペナルティエリアに侵入して倒れ、審判はPKと判定。しかしハント自ら立ち上がり、接触はなかったと申告してPKを取り消している。
こうしたダイブ、演技は人間の目で判定する時代だから起きたことであり、今後VARがさらに進化すれば通用しなくなるだろう。クリーンな戦いになった方がいいのは明らかだが、こうしたマリーシアと呼べるプレイが見られなくなるのは残念か。
参照元:YouTube