“ノルウェーの神童”はオランダで失敗したのか? レアルサポーターの記憶から消えつつある天才の姿

ノルウェーの神童ウーデゴー photo//Getty Images

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レンタル先で結果を出せず

ノルウェーのメッシと称され、レアル・マドリードで史上最年少となる16歳157日でデビューを飾ったMFマルティン・ウーデゴーのことをサポーターは覚えているだろうか。ウーデゴーは未来ある若手と世界中から注目され、将来的にはレアルのエースになることが期待されている逸材だ。

ただし10代の選手がレアルでポジションを確保するのは難しいため、ウーデゴーは昨年1月にオランダのヘーレンフェーンにレンタル移籍している。ここで確実に結果を出してステップアップしたいところだったのだが、スペイン『as』はウーデゴーがオランダの地で失敗に終わったのではないかと伝えている。

ウーデゴーはヘーレンフェーンで出場機会こそ得ているが、ここまでリーグ戦15試合に出場して僅か1得点4アシストだ。ストライカーではないが、リーガ・エスパニョーラよりレベルの劣るエールディヴィジの環境で1得点に留まっているのはあまりに寂しい。これでは結果を出したとは言えないだろう。
加えてレアルは攻撃的なポジションに優秀な若手選手を補強している。ダニ・セバージョスはポジション的にもウーデゴーと被る存在で、すでにフラメンゴのFWヴィニシウス・ジュニオールの獲得も決めている。ウーデゴーのみが期待の若手というわけではなく、セバージョスらの方が先にブレイクしてしまう可能性もある。ノルウェーの神童がこのまま埋もれてしまう危険もあり、後半戦もヘーレンフェーンで結果を残せなかった場合はさらにレアルサポーターの記憶から消えていくことだろう。

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