「宇佐美と原口には共通の目標がある」 デュッセルドルフの地からロシアへの願いは叶うか

デュッセルドルフでプレイする宇佐美 photo/Getty Images

独紙も日本代表入り目指す2人に注目

現在ブンデスリーガ2部で首位に立つフォルトゥナ・デュッセルドルフには、志を同じとする日本人選手が2人所属している。昨夏にマインツから加入したFW宇佐美貴史、今冬にヘルタ・ベルリンから加入したFW原口元気だ。

2人がデュッセルドルフにやってきた理由は同じで、両者とも所属クラブで出番を失っていた。その状況を改善すべく、リーグレベルを1つ落としてでも出場機会を求めて移籍を選択したのだ。ブンデス1部の下位クラブで防戦一方の戦いを経験するより、2部でトップを走るチームで攻撃的な役割を担う方が2人の成長に繋がるのではとの見方もあり、デュッセルドルフへの移籍は決して悪い判断ではないだろう。

地元紙『Express』も今回2人を特集しており、「共通の目標としてロシアワールドカップがある」と伝えている。2人はワールドカップに臨む日本代表メンバーに入るために出場機会の確保にこだわり、デュッセルドルフへの移籍を決意している。ロシアの地に行くのは2人が目指す最終目標だ。

しかし、気になるのは宇佐美の現状だ。宇佐美はデュッセルドルフでデビュー直後から得点を決めるなど快調なスタートを切ったものの、ここまで先発出場がほとんどない。毎試合のようにプレイしているが、途中出場ばかりだ。宇佐美本人も90分間のプレイを望んでいるようで、ベンチスタート続きでは日本代表入りの切符を掴むのは難しいだろう。

原口も脳震盪で離脱するアクシデントがあったものの、アシストを決めたりPKから得点を記録するなど悪くないスタートを切っている。デュッセルドルフからロシアへ向かうのが彼らの望みだが、それは叶うのか。同メディアも志を同じとする日本人2人に注目しているようだ。


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