アウェイで僅か3勝、ケインと変わらぬチーム得点、欧州最多のミス アーセナルのトップ4漏れは妥当か

ヴェンゲルもこの状況を修正できず photo/Getty Images

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今節もアウェイでブライトンに敗北

もはやアーセナルをビッグクラブと呼ぶのは難しくなってしまったのだろうか。今季の成績は言い逃れできないほど寂しいものになってしまっている。

英『Squawka』はアーセナルの悲しいデータをいくつか紹介しているが、まず目を引くのは今季アーセナルがアウェイでのリーグ戦で僅か3勝しかしていないことだ。アーセナルは勝ち点を取りこぼすたびにトップ4入りを逃すのかと話題になるが、アウェイでたった3勝のチームがトップ4に入るのはまず不可能だろう。その3勝もクリスタル・パレス、バーンリー、エヴァートン相手のもので、上位陣相手には結果が出ていない。

またアウェイゲームでの得点数は16点となっているが、トッテナムFWハリー・ケインは今季アウェイゲームで13の得点を挙げている。ケイン1人とアーセナル全体の得点数がほとんど変わらないのは大問題で、これでは因縁のライバルであるトッテナムがアーセナルより上の存在になったと言われても反論するのは難しい。
さらに酷いのが守備陣のミスだ。今季アーセナルは守備陣が計24回のミスを犯し、そのうち11回が失点に繋がっている。例えばアーセナルは今節ブライトンにアウェイで1-2と敗れたが、最初の失点はGKペトル・チェフがパンチングに失敗している。これもミスとカウントされており、アーセナルはこうした守備の致命的なミスが今季24回あったのだ。しかもこの数字は欧州五大リーグの中で最も多い数字だという。

これらのデータを見ると、やはりアーセナルが激戦となった現在のプレミアトップ4争いに絡むのは無理があるのかもしれない。6位という現在の立ち位置は妥当なものと言えよう。


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