スナイデル、15年間のオランダ代表生活に終止符 クーマン新監督の意向に理解

キャプテンマークと10番を背負い、チームを牽引するスナイデル photo/Getty Images

新指揮官との話し合いの末に決断

オランダサッカー協会(KNVB)は4日、カタールのアル・ガラファに所属するMFヴェスレイ・スナイデルが同国代表から引退することになったと発表した。

現在33歳のスナイデルはオランダ代表の各年代でプレイし、2003年4月にA代表デビュー。欧州選手権(EURO)やW杯に3度ずつ出場するなど、これまで133キャップを記録(オランダ代表歴代最多出場記録)し、長年同国代表を牽引してきた。しかし、2016年に行われた欧州選手権で32年ぶりに本大会出場を逃すと、今年開催されるロシアW杯の予選でも苦戦を強いられ、グループAを3位フィニッシュ。主要国際大会への出場を2大会連続で逃し、W杯では2002年以来16年ぶりの予選敗退へ追い込まれることとなった。

盟友のアリエン・ロッベンがW杯予選後に代表引退を表明する中、KNVBの公式サイトによると、スナイデルもこの日、オランダ代表指揮官に就任したロナルド・クーマン監督とカタールで会談を実施。話し合いの末に、15年間の代表生活にピリオドを打つことを決断したようだ。

クーマン監督はKNVBの公式サイトを通じて「ヴェスレイは、近年最高のオランダ人選手の一人。しかし、私は新たなオランダ代表を作り上げるために、選択をしなければならないんだ」と明かした。一方でスナイデルも「僕はカタールへの移籍を決断したとき、代表キャリアに影響を与える可能性があることを理解していた。クーマン監督が若い選手たちと新たなスタートを切ることを望んでいることもね。非常に楽しい会談だったし、彼の選択を尊重しているよ」とコメント。新指揮官の意向に理解を示している。

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