「彼は1mmでも諦めない人だった」 元チームメイトが語る”情熱の指揮官”ガットゥーゾ

ミランを変えたガットゥーゾ photo/Getty Images

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チームを熱いハートで指揮

指揮官には試合展開に合わせて適切な戦術を選択することも求められるが、それと同じく選手たちの気持ちを奮い立たせるモチベーターであることが優秀な指揮官の条件だ。ミランを指揮するジェンナーロ・ガットゥーゾは、選手をやる気にさせる点においてトップレベルの能力を持った指揮官と言えるのではないだろうか。

ガットゥーゾは今季途中からヴィンチェンツォ・モンテッラに代わってミランを指揮しているが、今のミランは選手全員がよく走る。ハードワークは当たり前となっており、選手たちも勝つことに慣れてきたように見える。伊『Gazzetta dello Sport』によると、現役時代にガットゥーゾとチームメイトだったアンドリー・シェフチェンコもガットゥーゾのおかげでミランが変わってきたと語っている。

「リーノはミランを変えたよ。彼はチームに哲学を取り戻させた。一体感もね。彼は選手たちに負けず嫌いであること、アグレッシブさを求める。彼はそういう選手だったから驚かないけどね。彼は1mmでも諦めないような人だった」
そのミランは8日にヨーロッパリーグベスト16の1stレグでアーセナルと対戦する。今調子が良いのは明らかにミランの方で、メンタリティには大きな違いがある。ガットゥーゾが鍛えた選手たちはアーセナルとの大一番でも泥臭く戦ってくれることだろう。

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