最高の舞台で親友と再会…… 逆境をはねのけたセビージャとローマ、両指揮官が交わした約束

セビージャをCL8強へ導いたモンテッラ監督 photo/Getty Images

『CLの決勝で会いたいね』

13日にチャンピオンズリーグ・ラウンド16の2ndレグが行われ、逆境をはねのけたセビージャとローマが、久しぶりのベスト8入りを果たしている。以前、両指揮官の交わしたとある約束が、この2チームを次のステージへ導いたのかもしれない。

1stレグをスコアレスで終えていたセビージャは、敵地でマンチェスター・ユナイテッドと対戦。スタンドが真っ赤に染まる完全アウェイの中、途中出場のウィサム・ベン・イェデルが2ゴールを挙げる活躍を見せ、2-1で勝利した。

一方、ローマは敵地で行われた1stレグでシャフタールに1-2で敗戦し、ホームではあるものの劣勢の中で2ndレグを迎えた。しかし、エディン・ジェコの先制点を最後まで守りきり、スコアを1-0としたローマはアウェイゴールの差でシャフタールを撃破。この結果、セビージャは60年ぶり、ローマは10年ぶりの準々決勝進出を果たすこととなった。

マンU戦後、伊『MEDIASET PREMIUM』のインタビューに応じたセビージャのヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は「私のチームは、卓越したパフォーマンスを披露してくれた。この特別な夜に満足している。一流の結果を得られて、私はとても幸せだ」と選手を称えた上で、次のような出来事を明かしている。

「私がセビージャへ着いたとき、親友のエウゼビオ(ローマの現指揮官)と『チャンピオンズリーグの決勝で会いたいね』と話したんだ。私たちはお互いの幸せを願っているからね」

現役時代、ローマのユニフォームを身にまとい、ともに汗を流したモンテッラとエウゼビオ・ディ・フランチェスコ。指揮官になった今でも切磋琢磨する2人は、CL決勝という最高の舞台での再会を果たすことができるのか。

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