J王者・川崎がアジアで大苦戦 好機逃し“走り回された”メルボルン戦

敗戦を喫し、肩を落とす川崎の選手たち photo/Getty Images

グループステージ突破が絶望的に

川崎フロンターレは13日、AFCチャンピオンズリーグのグループステージ第4節でメルボルン・ビクトリー(オーストラリア)と対戦。試合終了間際の後半アディショナルタイムに失点し、0-1で敗戦を喫した。この結果、2試合を残して1分3敗で4位と、グループステージ突破が絶望的な状況となってしまった。

試合後、記者会見へ出席した川崎の鬼木達監督は「多くのサポーターが駆けつけて、応援してくれていたのに、負けてしまったことはすごく残念」と悔しさをにじませつつ「立ち上りの入りは決して悪くなかった。チャンスもいくつか作ったが、決めきれなかった。チャンスを決めきれなかったことで、最後に苦しいゲームになってしまった」と振り返った。クラブの公式サイトが伝えている。

また、この一戦でフル出場を果たしたFW大久保嘉人も「試合の入りは良かった」と述べた一方で、「ちょっと前に入るのが遅いかな。前の選手はゴール前に入らなければいけないし、ボールを取られたら切り替えて戻らなければいけなかった。今回はすべてにおいて走り回る感じになった」とコメント。

さらに、途中出場したFW小林悠は「チャンスを仕留めないとこういう試合になる。最初ベンチから見ていて、ずっと試合に出ている選手は体力的にきつそうだった」と話しており、過密日程に加えてチャンスを活かせなかったことで相手に走らされる、結果的に苦しい展開になってしまったようだ。そして「ヨシトさんが頑張ってずっと守備していた。ヨシトさんが守備をしなくてもいいような形にしなければいけなかった」と反省の弁を述べている。

今季のACLで未だ白星のない川崎。Jリーグ王者として残り2試合、意地を見せることができるのか。

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