仏の”天才ファンタジスタ”のキャリアはどうなる!? またも障害にぶつかって存在感が消える

PSGで出番のないベン・アルファ photo/Getty Images

PSGで出場機会なく

フランスサッカー界が生んだファンタジスタのキャリアは何度障害にぶつかればいいのだろうか。2015-16シーズンにニースで再度ブレイクし、シーズン終了後にパリ・サンジェルマンへ移籍したMFハテム・ベン・アルファが存在感を消している。

ベン・アルファは指揮官ウナイ・エメリからトレーニングの態度を注意されるなど構想から漏れ、今ではすっかりリザーブチームの選手だ。すでにリーグ制覇を確実なものとしているPSGは若いティモシー・ウェアやクリストファー・ヌクンクらにチャンスを与えているが、ベン・アルファの存在はすっかり忘れられている。

英『Daily Mail』も苦しむファンタジスタを特集しているが、ベン・アルファはニューカッスル時代にも同じように指揮官の構想に入らなかったことがある。同メディアは「彼は慣れ親しんだリザーブの位置に戻った」と皮肉交じりに伝えており、ニースでのブレイクが幻だったかのような状況となっている。

好調時のベン・アルファはトップレベルのDFでも止めるのが難しく、これまでのキャリアで何度も美技を披露している。才能は間違いないのだが、ファンタジスタゆえの難しさなのか本格的にブレイクしない。気付けば31歳となり、PSGを離れるのは確実だ。10代の頃はカリム・ベンゼマ以上の才能という意見もあったほどだが、もう1度自身の能力を証明する機会は与えられるだろうか。

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