[日本代表]A代表デビューの中島翔哉が同点ゴールも…… アフリカ予選敗退のマリ相手に拙攻[映像アリ]

チームを敗戦から救った中島 photo/Getty Images

中盤でのパスワークはほぼ機能せず

23日に国際親善試合が行われ、日本代表がマリ代表と対戦した(以下、代表略)。

序盤から互いにロングボールを用い、相手最終ラインの背後を狙う展開に。両チームともに中盤でのボールポゼッションがままならない状況のなか、最初にチャンスを作ったのはマリ。後方からのパスに反応したA・トラオレが日本の最終ラインの背後を陥れるが、GK中村が好セーブを披露し、難を逃れた。

決定機を作られた日本もすぐさま反撃。11分に宇佐美からのスルーパスを受けた久保がシュートを放ったものの、ボールは枠外に逸れてしまう。さらに23分には大島が敵陣ペナルティエリアの手前からシュートを放つが、このボールは相手GKのファインセーブに阻まれた。

攻勢を強めた日本だが、34分に大島が負傷。山口との交代を余儀なくされてしまう。そして迎えた42分、宇賀神が自陣ペナルティエリア内でジェネポを倒し、PKを献上。このPKをディアビに決められ、日本がビハインドを背負う形となった。

日本を率いるハリルホジッチ監督は、70分までに酒井、三竿、小林、中島、本田を投入。アタッカー陣を入れ替えて反撃を試みるが、パスの受け手と出し手の呼吸が合わない場面や、個人単位の強引な突破が目立ち、決定機を演出できぬまま時間が経過していく。

このまま日本の敗戦かと思われた後半アディショナルタイム。小林が敵陣ペナルティエリア手前から上げた浮き球が相手DFにクリアされたものの、こぼれ球を拾った三竿がペナルティエリア中央へクロスを供給。このボールに反応した中島が左足でシュートを放ち、貴重な同点ゴールを挙げた。試合はこのまま終了。日本は何とか敗戦を免れたものの、かねてより課題に挙げられていた個人技頼みの攻撃を改善するには至らず、今後にむけて不安の残る内容となった。

[メンバー]
日本代表: 中村、長友、槙野、昌子、宇賀神(→酒井(高)46) 、長谷部(→三竿 60)、大島(→山口 34)、森岡(→小林 65)、久保(→本田 70)、宇佐美(→中島 60)、大迫

マリ代表:D・ディアラ(→サマッサ 46)、ディバッシ(→C・トラオレ 60)、ワゲ(→ダンテ 60)、サッコ、フォファナ、ハイダラ、S・ディアラ、クリバリ、A・トラオレ(→ディッコ 78)、ディアビ(→ビスマ 84)、ジェネポ(→サッコ 60)

[スコア]
日本代表 1-1 マリ代表

[得点者]
日本代表:中島(90+4)

マリ代表:ディアビ(44)




参照元:youtube


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