J王者がグループステージで姿を消すなんて…… 川崎・鬼木監督「初戦がやはり大事だった」

川崎の指揮官を務める鬼木監督 photo/Getty Images

上海上港戦の直前に敗退が決まった川崎

川崎フロンターレは4日、AFCチャンピオンズリーグのグループステージ第5節で上海上港(中国)と対戦した。

この試合の前に行われていた蔚山現代(韓国)とメルボルン(オーストラリア)の一戦で、グループ2位の蔚山現代が6-2で勝利したため、キックオフ前にJリーグ王者・川崎のグループステージ敗退が決まっていた。こういった状況の中キックオフされた試合は、ホームの上海上港に先制点を奪われた川崎だが、知念慶のゴールで追いつき、1-1のドローで終了のホイッスルを迎えている。

試合後、インタビューに応じた川崎の鬼木達監督は「試合が始まる前に予選リーグ敗退ということが決っている中で、選手はプライドを持って戦ってくれた。気持ちのこもった本当にフロンターレらしいサッカー見せようと送り出したが、選手たちは最後までそれを貫いてくれたと思う。1点先制されて難しいゲームになったが、最後まで自分たちの気持ちを切らさずに同点まで持って行けた。出来れば逆転まで行きたかったが、本当に選手たちは素晴らしいプレイをしてくれたと思う」とコメント。クラブの公式サイトが伝えた。

そして試合前、選手たちに敗退が決まったことを「正確には伝えていませんけど、それに近いニュアンスで伝えていた」と明かした鬼木監督。ここまでのグループステージを「初戦がやはり大事だった。そのあとの蔚山のゲームもそうだが、ACLというものは得点を奪い切れないと敗退につながったりする。またホームで勝ちきるということが大事だったと思うし、もしくは相手に勝点を与えないということが大事だったと思う。それが出来なかった、そこが自分の反省点」と振り返っている。

Jリーグ王者がまさかのグループステージで姿を消すこととなった。ここまで未勝利が続く川崎だが、最終節で白星を勝ち取り、Jリーグ王者としての意地を見せたいところだ。


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