日本代表はこのままでW杯大丈夫!? アイディア不足、パスも繋がらない現状を海外メディアも不安視

日本代表は親善試合で大苦戦 photo/Getty Images

親善試合で結果出ず

3月に行われたマリ代表、ウクライナ代表との欧州遠征でも勝利を掴むことができなかったヴァイッド・ハリルホジッチ監督率いる日本代表の状態を海外メディアも心配するようになってきている。

マリ戦では終盤の同点弾で何とか引き分け、ウクライナ戦は終始ゲームをコントロールされて1-2で敗れた。結果、内容の両面で満足のいくものとは言えず、このままで2018ロシアワールドカップをまともに戦えるのかと不安の声が広がっているのだ。米『ESPN』もハリルジャパンの状態をかなり不安視しているようで、「W杯の2カ月前となれば興奮や期待があるべきだが、日本には不安がある」と特集。ハリルホジッチ監督がまだ完璧には準備が整っていないと発言していたこともあり、チーム状態は良くないと捉えられているようだ。

今回のマリ戦、ウクライナ戦に関しても、攻守両面で課題が見つかったと分析されており、ファイナルサードでのアイディア不足、全体がコンパクトさを保てていないことが問題に挙げられている。さらに、「中盤は日本最大のストロングエリアだが、ここでポゼッションに苦労していることが本当の問題」と取り上げられており、組み立て部分でミスが目立ったことも不安を加速させる材料となっている。

また親善試合でハリルホジッチ監督が複数の選手をテストし、岡崎慎司などこれまで主力だった選手がメンバー外となっていることもあり、ハリルホジッチ監督が日本代表のベストイレブンを固められているのかと疑問視されている。もちろん構想は出来上がりつつあるはずだが、サポーターにはその形がまだ見えてきていない。

最後に同メディアは大会直前に戦い方を変更した2010南アフリカ大会の岡田ジャパンについて触れており、最近はハリルジャパンも同じように変化した方がいいのではないかとの意見も増えてきている。期待でいっぱいだった2014ブラジル大会前とは状況が大きく異なっているが、日本は初戦のコロンビア代表戦でどのような戦いを見せるのか。


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