クロップはジェラードが育てたU-18選手たちを見ているか!? リヴァプールで注目すべき”5人のユース組”

U-18チームで成長するカーティス・ジョーンズ photo/Getty Images

ユースが結果を出している

サディオ・マネやモハメド・サラーを中心にユルゲン・クロップ率いるリヴァプールは好調を維持しており、チームの形は確実に出来上がってきている。しかし、クロップといえばドルトムントで多くの若手を成長させたことでも知られる指揮官だ。クラブのユースチームで育っている若き卵をトップレベルのタレントへ変身させてほしいと願っているサポーターも多いだろう。

何より現在リヴァプールはU-18チームをスティーブン・ジェラードが指揮しており、現在U-18リーグでは2位につけるなど結果を出している。魅力的なタレントも揃っており、このまま上手く成長させることができればトップチームで確かな戦力となるはずだ。今回英『Daily Mirror』は今後に期待が持てる5人の若手をピックアップしており、クロップの力になるかもしれないヤングタレントをチェックしておくのもいいだろう。

1.カーティス・ジョーンズ(MF/17歳)

ジェラード率いるU-18チームはもちろん、ニール・クリッチリー率いるU-23チームでもすでに出場経験を得ているジョーンズは最も期待されている選手の1人と言える。主にインサイドハーフでプレイし、同メディアは点取り屋にもチャンスメイカーにもなれるタイプと高く評価している。U-18チームでは今季14得点を記録しており、中盤の選手ながら得点力がある。中盤からのダイナミックな攻め上がりが1つの武器で、まだ17歳というのも魅力的だ。

2.ラファエル・カマーチョ(FW/17歳)

ジョーンズと同じく17歳ながらU-23チームでもプレイするカマーチョは、ウイングを主戦場とするポルトガル出身のアタッカーだ。U-18のリーグ戦では今季7得点を記録しており、同メディアはサディオ・マネやサラーと同系統のタイプと見ている。

3.コナー・マスターソン(DF/19歳)

アイルランド出身でセンターバックのマスターソンは、主にU-23チームでプレイしている。先日行われたチャンピオンズリーグ準々決勝1stレグのマンチェスター・シティ戦では守備陣に故障者が出ていたこともあり、マスターソンはベンチに入っている。現代のDFらしく足下の技術にも自信があるようで、トップチームで出番を掴み始めていく日もそう遠くないかもしれない。

4.ナサニエル・フィリップス(DF/21歳)

そのマスターソンとU-23チームでセンターバックコンビを組むこともあるフィリップス。今季は怪我で離脱していた時期もあったが、ようやく戻ってきている。同メディアはパワー型タイプのセンターバックと紹介しており、守備陣の層が決して厚いとは言えないリヴァプールではチャンスが巡ってくる日もあるかもしれない。

5.ハービー・ケイン(MF/19歳)

名前がハリー・ケインとやや似ているところもあり、本人としてはハービー・ケインの名前を早くメジャーなものにしたいところだろう。こちらのケインはU-23チームで主将を務めた経験もあり、中盤ならば攻守どちらのポジションでもプレイ可能のようだ。同メディアは特にボランチで守備的な役割をこなすことが向いていると紹介しており、数年後にジョーダン・ヘンダーソンのような主将候補となれば面白い。


激戦のプレミアリーグを戦いながら若手を起用していくことは難しいミッションだが、ジェラードのU-18チームを中心に若手が結果を出しているリヴァプールのユースチームはなかなかに興味深い。またイングランド代表の強化のためにも若手にチャンスを与えていきたいところで、マンチェスター・シティからドルトムントへ移籍した17歳のFWジェイドン・サンチョのようなケースにするのではなく、プレミアリーグで成長の機会を与えるべきだろう。


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